ライブ日誌2009
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一月十日 京都・西院ウーララ "ダムダムダン自主企画「HIGH VOLTAGE vol.5」
(w/ダムダムダン/BRIMAR/東京ベロ毒素)

1.ロンサムビリー
2.一目惚
3.地獄ディスコ
4.仕合せ山
5.ファンク de ダムダム団
6.ヘビイダメージ

新年一発目は、悪井氏が都合でどうしても参加できないため、3人編成での京都遠征。行きは体力温存のため新幹線で京都へ。鈴木は関西にツアーする際、基本的に新幹線だったが、古根と高橋は車。今回は初めての新幹線移動だったため、車の際に感じてたあの疲弊感が一切なく「楽だ・・・マネーパワーだ・・。」と思ったと同時に鈴木に対して「いつもこいつはこんな楽な思いをして関西に・・。」と軽く憎悪を抱いたらしい。そんな車中でドラムがスランプの鈴木は古根にしつこく推薦されていたがめんどくさかったので無視していた「ドラムライン」という映画を鑑賞。スランプと古根のしつこさに負けた格好だが、この映画の中で語られていたことは鈴木の心をうち、そしてリハーサルからすでに効果が出てちょっとうまくなっていた。なんという単純さであろうか。
今回は京都の「ダムダムダン」という同名バンドに招かれ、同名対決というおもしろ趣向。ダムダムダンのみなさんは酒好きで、リハーサルが終わった直後にそのままイベント出演者で隣の居酒屋に行き、いっぱいどころか5杯くらい呑んでいた。ダムダム団もお呼ばれしたが、ライブ前はアルコール厳禁の掟を守り、対バンの方々が次々と酔っていく中ひたすら3人で水を飲んでいた。切ない。あとダムダムダンのG/Voの方が歌もギターも半端なく上手くて東京のダムダム団は形無しで切ない。
マネーパワーで新幹線移動/ドラムライン鑑賞/空気を読まずに水がぶのみ/という絶妙のコンディションメンテナンスの結果、ライブは大成功をを収めた。次のライブから悪井氏を正式なダムダム団として迎えることが決定rしている中、3人の中に「これで3人で演奏するのは最後」という気持ちがどれだけあっただろうか、お互いに言葉には出さなかったけれども、そんな気持ちもあったことだろう、お互い「今日はよかった」と言い合えるライブになった。そういえば「ダムダム団の年始のライブはよくない」なんてジンクスもあった気がするが、忘れていた。
帰りは打ち上げに参加せず、深夜バスで帰る古根と高橋、大阪の友人宅へ訪れ次の日鈍行列車で10時間の旅をした鈴木。それにしても深夜バスの感想が古根と高橋で180度違うのはなぜかしら(古根→「最高」高橋→「生き地獄」)。


この日より、ギタリストとして悪井直弼が正式加入。ダムダム団は4人でダムダム団となる。

一月十七日 高円寺ミッションズ "GYPSY高円寺 ~88Balaz's[ 台湾] Japan tour" (w/88Balaz's[台湾]//NO EVACURATIONS / LIE-DOWN /スランキーサイド

1.ロンサムビリー
2.一目惚
3.トラビス
4.真実
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ヘビイダメージ

今日からダムダム団は4人でダムダム団である。悪井氏はもう客員ではないので「悪井」と呼び捨ててある。「悪井ジュース買って来い2秒で」である。しかし前のバンドのコンセプト芸名をそのまま引き継ぐというのも凄いが、諸事情によりしょうがないのであった。
前回4人で演奏したJAMは悲しい感じの出来だったし、ミッションズでよいライブができた記憶が薄いので、割と困難にみちた風景が展開されるのではと危惧するも古根の合言葉は「楽勝」の言葉に気分が軽くなる。リハーサルはわりとよい感じですすみ、ミッションズではべースが聞こえづらくなることが多いので古根いわく「サービス全開」で聞こえやすい音作りを実施したため上々の出来となる。リハ後もわりと頻繁に会話などを交わしつつミーティングにと突入、これまでとは一味違う(?)リハーサル光景が展開された。
古根鈴木高橋の衣装がわりと白黒を基調としているので、悪井にはカラフルパートを担わせるべくおしゃれTシャツでの登場。「首にフェイクファーを巻いてほしい」という鈴木の提案は却下された。高橋のステージングについては試験的ではあるが「最初から最後までまったく動かない」というスタンスでマイクスタンドの前に立つことで合意。さて、ライブ前に張り詰めている悪井に、鈴木から「君たちは強い(from スラムダンク)」という言葉のプレゼント。それが功を奏したのか、この前のライブが嘘のようにお互いのことを知り合いながら、ここに今自分たちがいる意味をわかることができるような演奏ができた。微動だにしない高橋や、今までの高橋が作っていた音とは異なるギターサウンドなどに賛否はあり、内部的な気持ちの盛り上がりほどの評価は得られなかった感はあるものの、一つの答えを見つけ出せたような清々しさがライブ終了後にはあった。。これからもう一度最強伝説が始まる。
でも、ビデオ見たら微動だにしない高橋はやっぱり異様だった。ステージの真ん中に柱が。柱がある・・・・・。
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三月二十日 三軒茶屋ヘブンズドア "MANGADORON企画 〜後ろに100メートル〜" (w/MANGADORON/ヨメイリマエ/ED WOODS)

1.ロンサムビリー
2.bakabakka(仮)(新曲)
3.真実
4.地獄ディスコ
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ヘビイダメージ

かってはエキスパンダーというバンドで、ダムダム団と火花を散らしあったゆうたレッド率いるマンガドロンの企画に出演。1年に一回くらいどこかで顔を合わせてはいたものの、ライブハウスでの久しぶりの再開にちょっともじもじしながら近況報告などをする。エドウッズとは2005年ぶり再会であった。エドウッズビリー氏の変わらなさと肉体美に感嘆し、ジェット氏と「ステージでは"かんけーないぜ"といっても実際は関係あるよね」などと会話を行う。ヨメイリマエは対バン済み、高円寺在住のため高橋とは懇意にしている。要するに知り合いしかいない空間であった。 そんなまったりとした空気の中、リハーサルも順調に進みヘブンズドアの楽屋(倉庫?)の狭さに苦しみ、いざ本番。
全開の高橋が「柱」過ぎたので、今回は「少し動く柱」ということをコンセプトにライブを執り行う。基本的には自分のポジションは一歩も動かないで、手顔腰などでカリスマを表現するという方向性を打ち出した。どのような動きをするかに関しては高橋に委ね、出たとこ勝負であったが実に高橋がカリスマ的であり、フロントマンとしての存在をアピールできた感があった。他メンバーに関してもそんな心意気を感じ取ったのか、それぞれの持つ役割を果たすことを目指せたように思える演奏を繰り出す。無理をしない古根、いつもどおりの鈴木、とんだ後に戻ろうとする鈴木を邪魔する悪井。「bakabakka」と仮題がつけられたTRFを意識したサンバ調の新曲も、だいぶカオティックではあったが、2曲目としてのポジションを十分に果たした。
ライブに満足した鈴木は例のごとく調子に乗り、打ち上げて釜飯を大量に頼んだ上に残して地球環境と打ち上げ参加者の家計を破壊していた。すいません。
四月三日 高円寺ミッションズ "辰野仁店長就任式"  (w/PUNiK/辰野仁/SiliconCats

1.bakabakka(仮)
2.真実
3.へビイダメージ
4.デンジャラスアンド迷惑
5.地獄ディスコ
6.ロンサムビリー

月後半までは”潜伏期間”と決めていたが、「リハーサルなしで気軽にどうぞ」的に急遽誘致されたライブに出演。しかし、仕事帰りのものもいれば、休みを取り警察に落し物を取り戻しにいったりしたものもいたが、それぞれに夜が来るのを待ち高円寺に集結、そしてミッションズをのぞくと、結構なパーティが繰り広げられており、「ここでこけたら顰蹙だね」という気分になる。気軽に・・・・か・・・。。
セットリストはその場で、会場の外で会議を開いて決めた。会場のパーティぽい雰囲気から、TRFにささげた新曲「bakabakka」を演奏することに決定。さらに曲順を決めていき、ミッションズに向かうとすでに前のバンドの演奏が終了しており「ダムダム団はどこですか」ミッションズの皆さんが探し回っていた。
セッティングをしながら、出音を決めていたところ、すでに会場は酔っ払っている方が多いのかやけに盛り上がっている様子。そこへ次世代のカリスマ高橋が登場し、一言説教をしてから「bakabakka」投入⇒すごく盛り上がった。最近のキラーチューンであるところの「真実」を演奏したところ会場は大変なことになっていた。そのままなにをやっても盛り上がっている人たちがいるので流れでデストロイして演奏終了。オーナより「今日は飲み放題」との命をうけ、鈴木はその役目を十二分に果たして泥酔し人生終了、かと思いきや古根にドラムの駄目だしをされあまり酔えずに帰っていった。
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四月十八日 新大久保アースドム   "株喜NIGHT vol.6 〜株喜 VS Very Ape〜"  (w/Very Ape/BlieAN/クロワニ/フーリガン三島

1.仕合せ山
2.bakabakka(仮)
3.地獄ディスコ
4.デンジャラスアンド迷惑
5.真実
6.ヘビイダメージ

アースドムはだいぶ久しぶりであった。そしてアースドムといえば鈴木が酔いすぎて「自転車をこぎながらなくす」というミラクルを起こした聖地であり、飲みすぎに注意である。リハーサルからすでにビールをがんがん飲んでいる主催者の方を尻目に淡々とリハーサルを行い、その後、珍しく全員でミーティング。場所は路上であった。曲順や、それにまつわる気持ち(?)などの意識合わせをした上でライブに挑むこととなる。その後二人残った鈴木と古根でドラムのフレーズについて論議となり、自転車のサドルをドラム代わりにして「こうだよ、こう」というやりとりが30分ほど続いた(路上で)。
出順が久しぶりのトリであったためなんとなくプレッシャーを感じる中ので順だったが、前述の主催者を筆頭として、泥酔者が多出していたため、普通にやったら大爆発だった。冒頭「仕合せ山」のイントロに合わせて高橋が漫談をする、という仕込みもまた絶妙にはまり、これは定番化していきたいと思った。
ライブ終了後、アースドムの隣にある豚焼肉「とんちゃん」(←激旨)にて打ち上げがあったが、当然全員泥酔しており店の人が最高に切れていた。主催者の人は道に置き去りにされていた。

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五月二十二日 高円寺ミッションズ "高円寺Mission's2周年記念5days!! "   (w/ DERE DEVILS/ハーミットレイジ/ The Apartment/ MAGUMI & Breathless(from LA-PPISCH)

1.真実
2.地獄ディスコ
3.抗いて、狩猟へ
4.bakabakka(仮)
5.グラインダー
6.ヘビイダメージ

前回より1ヶ月あったので、「どんどんセットリストを更新していこう」という意気込みでスタジオに入ったが結局「抗いて、狩猟へ」が追加されただけだった。B’zの「alone」みたいな新曲ができたのでそれをやろうとしたが、間に合わずにあえなく断念。衣装について、悪井へ「ジャケットを着てきてください」とリクエストをだしたのになぜか赤いTシャツだった。
本日は地元高円寺ということもあり、ダムダム団員のかたがやたらと集合しており盛況であった。いままで封印していた「真実」からのスタートで、ドラムのビートともに緞帳があがっていくという最高にありがちな展開からスタート。その後、「地獄ディスコ」→「抗いて、狩猟へ」と続くチャレンジャブルなセットリストで攻撃。最近演奏力が上がったので、これくらいの変則セットリストでも余裕である、と思ったら鈴木が疲れ気味でなんか全体的に「どうした?」という空気がステージ上で流れた。だが、団員の皆さんにはとくにその空気は伝わらずに「本当に4人のバンドになってきた」などの感想をいただく。感想をいただいたその4人は「なんかすいません」みたいな顔をしていた。とりえず B'zの「alone」みたいな新曲を早く!

五月二十二日のライブを最後に、高橋が「脱ダム宣言」によりダムダム団を脱退。
ダムダム団は鈴木、古根、悪井の3人編成となる。