ライブ日誌2007 

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一月四日 秋葉原グッドマン  "ジプシー、トニーありがとうvol.2(素敵な新年会を開いてくれて)"
(w/アゴーレーカルキン/ジプシー・ルーズ/ min jar/トニー・チェンバロン)

1.グラインダー
2.デンジャラスアンド迷惑
3.ヘビイダメージ
4.仕合せ山
6.ファンク de ダムダム団
5.ロンサムビリー

トニー・チェンバロン企画に出演。正月休みも早々にライブであり、まだ大晦日の興奮を引きずっている感じでリハーサルに望んだ。企画として各バンドが書初め的なものを持ってくるというものがあったため、高橋(書道3段)が10枚ほど作成。最初の5枚位は気合いが入っていたが、最後のほうになればなる程適当になっていくのが目に見えるような出来であった。
「ダムダム団の年始めのライブは良くない」というジンクスがあり、残念ながら5年連続くらいで記録を更新し続けているのだが、もはやあの年末のクオリティから考えると今年は良くないライブなどありえない。最強である。リハーサルも割と順調に進む。リハ後、鈴木がヨドバシカメラに買い物に行ったが財布を忘れ何も買えず「買い物に行き財布を忘れると屈辱的な目にあうな」と名台詞を残した。
さすがに3が日は練習をしていないため、セットリストに関してはぶっつけ本番。会場のディスプレイとして用意されたドラムの後ろに張ってある「謹賀新年」がダムダム団常用の「一期一会」もろ被りなので、途中それをはがし飛ぼうした鈴木が、はがすのに失敗し結果「ちぎれた紙片を持って飛ぶ」というあまり意味のないパフォーマンスになっていた。その後もう一度はがすのに挑戦し、無事はがれドラムセットの上から「謹賀新年」をアピール。天井に貼り付け垂れ下がった「謹賀新年」が鈴木の姿を隠すが一回目にはがそうとしたときに破れた隙間から鈴木が見え隠れするというマジック発生。しかし、そんなマジックにもかかわらず、今いち全体的に温度が上がらず最後まで演奏終了。というかマジックのせいで演奏に集中してなかったのかもしれない。「ダムダム団の年始めのライブは良くない」というジンクスを見事に更新。来年こそは(以下略
一月二十日 新宿URGA "ジェシープレゼンツULTIMATE NIGHT Vol.8" (w/豪雪崩/dipt6bxs/Neo Lounge Speakers/AFRO/OLDSTAR )

1.ヘビイダメージ
2.ハイパー(anarokka)
3.デンジャラスアンド迷惑
4.トラビス
6.グラインダー
5.仕合せ山

ジェシー氏の企画に出演。ウルガで演奏するのも久しぶりだが、とりあえずリハーサル時のウルガの寒さ(純粋に気温が低い)にびびる。ここは北国だろうか。対バンは若者風の方たちが多く、「若者の味方」としては望むべくだが実際はわりとおっさんになってしまったので腰が引ける。というか寒い。
出演バンドが多いので、入りも早くさらにダムダム団はなぜかトリ。リハが終わってから演奏開始まで6時間くらいあり、鈴木は最近購入した任天堂DSのゲームを延々とプレイしており、高橋と古根は外を歩いているだけで警察官に職務質問されていた。
若者が元気いっぱい演奏を行い割りと盛り上がっている中、ダムダム団の出番がやってくるも既に「イベントは終わった」的な空気が流れており、特にそういったこと関係なく演奏をしようと思ったので「こんにちはーダムダム団でーす。×××××××××××××××!(←暴言)」と叫んでからから演奏スタート。内容は割と良く、盛り上がった(出演者のみ)。しかし、古根はその中でこういった状況の中でどのように振舞ったらよいのか戸惑い、一人苦しんでいたようだ。
本日はテキーラ無料という事を聞いていた鈴木は「テキーラ飲んで記憶を失うぞ」とまったく学習しない前向きな姿勢を見せていたが、トリであるダムダム団が終了したころには既に片付けれており、悲劇は未然に防止された。

一月二十六日 川崎クラブチッタ”##REDBOOT vol.20##” (w/FULLHOUSE/Green Onion/abyssinian 他
1.ヘビイダメージ
2.グラインダー
3.デンジャラスアンド迷惑
4.ファンク de ダムダム団
5.仕合せ山
6.地獄ディスコ
ダムダム団にマネージャがついたのはご存知だろうか。事務所未所属、フリーランサーでイベンターなどをしている水野氏である。2006年11月27日、四谷アウトブレイクにて「レッドツェッペリン以来の衝撃」とどうかしちゃっているコメントを残したのは彼であり、その後縁あってダムダム団のマネージメント契約を結ぶことになる。そんな彼が運んできた大きなライブハウスでのイベントに参加することになった。
前日に「谷村新司氏のCDへコーラス入れ」というイベントがあり、そこに泥酔して登場した挙句そこの打ち上げで飲み倒して場を荒らすだけ荒らした鈴木。思いっきり二日酔いでリハに登場。1バンドひとつあてがわれた楽屋や、半端無い広さのステージ、時間がくっきり区切られており「遅刻したら殺す」といった雰囲気の進行などいろいろセレブ気分を味わうポイントはあったがずっとロビーで寝ていた。
本番では、キャパ1500くらいのところに100人くらいしかおらず普段なら「100人。わーたくさんいるねぇ」というところ、全校集会に1クラスしか集まらなかったような雰囲気が漂っておりしかも対バンは全体的にポップジャム的様相なのでダムダム団員はほとんどおらず負け戦模様。だがそんなことは関係なくいつもどおりやるだけである。で、いつもどおりやったら酷い目にあった。「どうにも気持ちが悪い」気分の高橋と、「広くて気持ちがいいなあ」という鈴木と、「演奏がグダグダでつらい」という古根。3人が3人とも別々の方向を向いているような、散漫なライブが展開される。最初は勢いでごまかしたが、だんだんテンションが下がっていく感じで終了。
とりあえずダメだった。ブッキングしてくれた水野氏にも申し訳ないことをした。鈴木は「手のかかる子供ほどかわいい」と意味無く強がっていたが、1月のライブは3本とも決定的な手ごたえが無いままであり、なんかやばいなあ、という空気が漂っていた。
一月二十八日 秋葉原グッドマン”DYNAMIC VIBRATO!"
(w/Sister Paul/conti/SALADABAR/ヒズファスト)
1.ヘビイダメージ
2.(忘れました)
3.(忘れました)
4.(忘れました)
5.(忘れました)
6.地獄ディスコ

駄目な1月を過ごしたダムダム団。そのままの気分でグッドマン入り。今年に入って知り合いの少ないライブばっかりだったので、知り合いが多くなんとなく和む。リハーサルはわりと順調に進み、マネージャ水野氏よりPA氏にドラムのアタックを出してもらうよう要求が出、音もなかなか良いものになる。
そしてその後珍しくダムダム団が3人きりで一堂に会する機会が発生。「ダムダム団は今後どうなっちゃうのか」的な話し合いになり、古根は高橋と鈴木に対して怒りを見せる。「おまえら演奏が下手すぎるぜ自分たちで作った曲だし何回もやってきてるからそれなりに勢いでごまかしてるかもしれないけどちゃんとやろうとしてるこっちからすればやりずらいんだよていうか家で練習してんのかお前ら家でも練習しろやボケなめてんのか」と、要するに「ちゃんと演奏しろ」との事。鈴木と高橋は加入後初めて古根が見せた怒りにいたく反省し「わかった。ちゃんとやる」と宣言した。ライブの本数が増え、演奏に対する意識の持ちようが低くなっていたのかもしれない。「いつもどおりやる」のではなく「昨日の自分を超えていく」という期外を持って演奏に望まないといけなかったのだ。
で、「ちゃんとやろう」と決意したらちゃんとできた。超盛り上がった。やろうと思えば出来るってなんですかあなた達。鈴木は調子に乗って飲みすぎ次の日の会社に遅刻していた。

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二月三日 新宿LiveFreak"三ヶ国狂技会"
(w/むぢゃ/内核の波)
1.ヘビイダメージ
2.グラインダー
3.仕合せ山
4.トラビス
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ツキニホエル
7.地獄ディスコ
8.ハイパー(anarokka)
「ちゃんとやる」という意識付けの元、一段階レベルが上がった演奏が出来るようになったダムダム団。ここで調子に乗ってはいけない。日ごろのスタジオ練習でも、鈴木の新曲「作りたいモード」を他の二人がいさめ旧曲の鍛錬にほとんどの時間を割く。さながらスタジオは修行場のような様相を呈していた。そんな中、長めのセットリストの3マンライブ。久しぶりの新宿LiveFreakであるが、音作りに関してはハンサムPA氏が有能なためか、ダムダム団が成長したからなのか(←調子に乗っている)、まったく問題なし。問題は鈴木がドラマーのくせにスティックを忘れて来ていた事くらいだろうか。
LiveFreakにおける"三ヶ国狂技会"は割と通好みのイベントで、なんというか全体的にプログレ率が高い。なのでダムダム団は大丈夫なのかと思いきや、これが意外と受けるのである。前回のライブから意識の集中方法を完全に別次元にシフトした鈴木の演奏は超安定し、バラードナンバー「ツキニホエル」が長めのセットリストの中でテンションを下げずに観客に受け入れられる。CDもやたら売れ、自分達のジャンルはどこなんだか良くわからなくなる一日であった。次の日もライブのため、「もっと酒をくれ」と要求する鈴木が、明日を心配する社長内田女史に「もうだめだっつーの」と怒られていた。
二月四日 秋葉原グッドマン”ロック大名行列 -第一寿-"
(w/アナーキーストーン/けものがれ/ロザンナ/ロッキン幕府)
1.ヘビイダメージ
2.グラインダー
3.仕合せ山
4.デンジャラスアンド迷惑
5.ツキニホエル
6.地獄ディスコ

ロッキン幕府企画に出演。実はこの2dasys、ダムダム団の体力消耗を気遣った社長内田女史の車による送り迎えがあり、セレブ気分満載であった。古根は一人方向違い距離が遠いため一人電車で哀れである。リハーサルはそこそこ順調に終わり、ロザンナの某氏に「音が綺麗にまとまりすぎてないか」と指摘を受け、「そうかなぁ」と不安になったところ次にリハーサルをしたアナーキーストーンの音が凶悪に良すぎて一同パニック。「どうすればいいのか」と緊急ミーティングを開くも鈴木のあまりの態度の悪さに他の二人が切れる。結局PA某氏に相談したところ「まあ大丈夫だよ」との事で彼に任せることにする。リハ前に、主催者ロッキン幕府様から”まい泉のカツサンド”が大量に差し入れられており一食浮いたのでありロッキン幕府様に足を向けて眠れない。
カツサンドの恩返しをすべく(?)ガッツリ演奏をすることを誓い、合言葉は昨日の自分を越えていこうと自らを鼓舞するダムダム団。観客が超大量にいたためパーティバンド(?)としての本領を発揮し大いに盛り上げた。なぜかCDはあまり売れなかった。
打ち上げにて、ファジーネーブルがあまりにおいしすぎて「リアルおいしい」という造語が流行り出し、「本当のリアル」を求めてファジーネーブルが10杯くらい連続で注文される事象が発生。結果、鈴木は泥酔し朝まで飲んだ上そのまま会社に行き仕事で失敗をしていた。
二月十日 渋谷AUBE” REDBOOT vol.21イベントパルチザン”
(w//abyssinian/ガルシアントCATizM/フウマ/キュベレイ/ 他)
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.グラインダー
4.トラビス
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー
渋谷AUBEは始めて出演するライブハウスであり、まず受付嬢にかつて知り合いであり音信不通であった某女史が受付をしており更にもうすぐ結婚するということをAUBEに入った4分後に知らされ「もう今日はライブしないでいいか」という気分になる。AUBEというライブハウス、なかなか特殊な音がするところであり、広いからものすごく反響するのに、全体的に生っぽいという感じで音作りに苦戦されるのではないかと予想された。しかし、予想に反してダムダム団にとてもマッチするようである。スタッフ赤井嬢から「本日のライブには期待が持てる」とのコメントをいただく。
今回はマネージャ水野氏の企画であり、彼の企画は基本的にダムダム団がこれまであまり接してこなかった世界のバンドの方達であり、なかなか新鮮であり、そこに世界の壁を見出したりもする。違う世界の方達が続々と演奏していく中、ダムダム団はトリ出演であり、1/20の時と状況が似ている。しかし、一段上がったダムダム団、そこは強固な演奏で人々をねじ伏せていこうとする。空気は硬いまま進むが、途中、「古根がMCをする」というダムダム団初の試みが若干ながら空気を溶かした。更に予定に無い、来場者ダムダム団員の誕生日を祝うというハッピーサプライズな事を古根が独断で敢行。他の二人に混乱を与えながら最後の「ロンサムビリー」に突入した。とりあえず、古根に喋らせるという新しい試みもあり、さまざまな課題も見え、次のステップへの生みの苦しみのようなライブであったような気がする。
二月十七日 吉祥寺プラネットK
(w/reefer/MEAT EATERS/ジャカランタン)
1.ヘビイダメージ
2.(忘れました)
3.(忘れました)
4.(忘れました)
5.(忘れました)
6.ロンサムビリー

enc.ハイパー(anarokka)
久しぶりのreefer、MEAT EATERSとの対バン。鈴木はリハーサル後美容院で髪を切り、イベントのスタート時間に間に合わせるという離れ業を繰り出していた。散髪後「本当に切ったのか」と全員からコメントをいただく。鈴木が紙を切りに行っている間「これからのダムダム団について話し合っていた2人、そこに散髪したての鈴木が登場し、流れを読まずに否定的な意見を連発し空気を悪くしていた。
小雨がそぼ振る中、イベントもスタート。2/10と同じくまたもやダムダム団はトリであり、果たしてどうなるのか。水野氏のイベントであまり理解されない聴衆の前やることにより、精神的に鍛えられ、演奏自体もここ最近のレベルアップにより力強いものとなったダムダム団はその実力を如何なく発揮した。ここ最近のライブの流れを踏まえ、それらがすべて集約されたようなライブではなかっただろうか。その証拠に最後はアンコールが発生。人生4度目のアンコール。最後に高橋がワンマン告知を一人残って絶唱するというユニークなエンディングで終了。
そういえば、最近つまみを作る暇が無い鈴木が入魂の一品「塩辛」を作成し大好評であり、MEAT EATERSジュンペイ氏が食いながら「飯を買って来い」というような目をしていたのが印象的だった。
二月二十二日 原宿ルイード"BlackBirdBrain Vol.10"
(w/SURIKEN/バーベル/ 他)
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.グラインダー
4.(忘れました)
5.(忘れました)
6.ロンサムビリー


初の原宿ルイード。そしてルイードはもう閉店が決まっているためラストルイードである。中野から自転車で移動している鈴木にとって、地形上原宿は、お隣の渋谷より500倍くらい到着への道が険しい場所なのである。機材一式を積んだ自転車でゴスロリとかの間を縫いながらルイードに到着した鈴木。さすがに歴史があるライブハウスだけあって老朽化が進んでおり、小汚い度でいうと我がダムダム団の故郷、高円寺20000Vとタメを張るものがあった。
マネージャ水野氏の手引きにて実現した本日のルイード、対バンには元BAKUの谷口宗一氏率いるSURIKENがいたり、そっちの世界ではなかなか豪華な面子であるがダムダム団的にはまさに異世界との接触パート3という感じであった。圧倒的にギャル率が高いその世界で、ダムダム団はダムダム団らしく生きられるのであろうか。そんなことを考えてる暇があったら演奏の精度を上げる、これしか無いだろう。やりきったあかつきには男子高校生がCDを買ってくれたり、ギャルっぽい人がDVDを買ってくれたりしており、精神的にやりきったという気持ちを得られる以外でも得るものがあり、しかも谷口宗一氏と握手とか写メとかで割りとウキウキ気分で終了だった。特にスタッフ赤井嬢は往年のBAKUのファンであり、物販そっちのけでSURIKENに夢中でありスタッフとしてはどうであろうか。
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三月三日 四谷アウトブレイク"OUTBREAK 2nd ANNIVERSARY!アウトブレイクスーパーライブ"
(w/テイヘン/ロザンナ/日比谷カタン)
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.地獄ディスコ
4.ファンク DE ダムダム団
5.仕合せ山
6.ロンサムビリー


最近毎週社長と会っているせいか、久しぶりの感じがしないが実は今年初めての四谷アウトブレイク。今月のアウトブレイク発行のフリーペーパーにダムダム団の記事を載せてもらっているのだが、その際に求められたコメントに対して鈴木がふざけきって回答をしており、そのままそれが印刷されている。「2周年のアウトブレイクにメッセージを!⇒四谷フォーバレーがなくなったので、アウトブレイクの天下だと思います。四谷住民の生き血を吸って頑張ってください。」等。面白いからみんなもチェックしよう。ふざけすぎた復讐か、ダムダム団のサイトのURLが他のバンドのURLになっているのもまた出来すぎたふざけ具合である。
本日は集客の多いバンドに囲まれ、その勢いを借りてダムダム団員の集まりもわりとよかった。音に関してはもう何も言うこと無いので、あとは演奏に集中するだけ。久しぶりに「地獄ディスコ」「ロンサムビリー」そろったセットリストで観客を魅了するも、スタッフからは「最後の2曲でバラけた」との事。鈴木が他のメンバーの音を聞きすぎてちょっとバランスを崩してしまった感もあったが、まあ改良の余地はある。打ち上げにて久しぶりに次の日予定が無いため、アウトブレイク鍋にいろいろ百円ショップで買ってきた具財を入れカスタマイズしまくり、テキーラ等のみ倒しアウトブレイク炊事場の超狭い隙間で寝る鈴木。こちらは改良の余地無し。

三月八日 月見ル君ヲ思フ"超伝導ミサイル21"
(w/トニー・チェンバロン/知恵の輪/ソニックアタックブラスター/玩具の兵隊)
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.トラビス
4.グラインダー
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー


秋葉原グッドマン、新宿レッドクロスと御世話になった今関氏が在籍する月見ル君ヲ思フに初出演。鈴木いわく「青山は意外と近い」との事。さすがにハイソ雰囲気が漂う中、月見ル君ヲ思フは2階構造になっており、さながらメゾネット式のペンションのような構造。わりと狭いが縦に広いという構造なので、ステージ正面から見ると、聞こえると音はほとんどアンプの生音になるが場所によってはまったく聞こえ方が異なってくる不思議ライブハウス。中音はなんだかごわーんとしている。しかし、素晴らしいことにここではリハーサル後「まかない」が出る。本日は、デミグラスソースのかかったオムライスが\400。弁当を作り持ち込んでいる鈴木は仲間はずれである。高橋が「超うまかった」といっているのを尻目に一人海苔巻きを食べる鈴木からロックスターの孤独が見えた。
イベントが開始され、各バンドの演奏が始まったが、やはり聞く場所によって音がかなり変わる。大丈夫か。いや、しかしこれはこのライブハウスの特性上しょうがないことであり、自分達のできることをやるしかないのである。照明の方に、「登場シーンはレーザービームを出して、こうドカーンとハリウッドスターが登場みたいな感じにしてください」といっていたが思いっきり忘れられて普通にスタート。でも気にしない。中音がリハーサルのときとまったく異なり、最高にいい感じになっている。観客がいる分、音が人間に吸われまわりこんでくる音がなくなったせいだろう。よい感じの波動が出ている。「デンジャラスアンド迷惑」の後半でギターの音が出なくなることすら今日のダムダム団の演奏にはマイナスにならない。徐々に人々を巻き込んでいき、「ファンク DE ダムダム団」で鈴木が奇跡を起こす。その奇跡は現場にいた人だけで共有していただき、内緒にしておこう。久しぶりの再会となった今関氏からも「文句無い」とコメントを頂く。物もたくさん売れて満場一致で今日は最高だった。
で、今回の鈴木のドラミングはかなりしっかりしており、相当な高評価を得たわけだがライブ直線「ちゃんとやるにはどうしたいいんだろう」と鈴木が悩んでいるので、高橋と古根が「バスドラとスネアを意識して演奏してみなさい」とアドバイスをしており、そのとおりにしたらちゃんとできたという裏話がある。この期に及んでそんなアドバイスで成長するとは恐るべしっていうかちゃんとやれ。
三月十八日 四谷アウトブレイク" REDBOOT vol.23 イベントパルチザン"
(w/Full House/Stewart/Big Babys/他)
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.トラビス
4.Beat It(Michael Jackson)
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー
本ライブ前の練習にてダムダム団に亀裂が走る。それはダムダム団に対するお互いの姿勢について、意見の相違が生まれ一触即発であった。「今まで我々は話し合いをしてこなかった」として鈴木はライブ前に緊急ミーティングを開設。マネージャ水野氏を交え、1時間半じっくりと話しあう。今までのこと、これからの事、今やるべき事・・・。最終的には水野氏がちょっと泣くというような展開になり、合言葉は[get money」。その合言葉でステージに向かった。
今回、我々の後に出るバンドが異常なまでに観客を連れてきており、しかしあまりに畑違いなジャンルだった上に若者過ぎたため久しぶりに微動だにしない群集を目撃した。おまけに誰もマイケルを知らないために「Beat It」を演奏してもちょっとありえないくらいノーリアクション。でも今我々は完全なる圧倒的な演奏を目指して自分自身と戦っている。それを我々はやれただろうか。
で、ライブが終わった後に「ファンク DE ダムダム団」の「そこを曲がって〜」とギャル達が延々と歌っているを見てちょっと和んだ。あと「そこを曲がって〜」と歌いながら近づいてきた少年に、どさくさにまぎれて「そうそうこれ!"そこを曲がって"入ってるよ!」とか勢いでCDを売ってみたらいきおいで結構売れた。
三月二十一日 池袋アダム" 池袋大震災 震度31!!"
(w/ミヤマGt/桜の花 満開の下/シーシースターズ/ゴッサム団長)
1.ヘビイダメージ
2.地獄ディスコ
3.仕合せ山
4.疑いと憂鬱と落日
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ロンサムビリー

「やすべえ」というつけ麺屋をご存知だろうか。池袋にある店で、高橋が「つけ麺の中でもっともうまい」と称するところである。リハが終わり自分で作ってきたサンドイッチを半分ほど食べたところでその話をされた鈴木はその瞬間に立ち上がり「やすべえ」へ。しかしその味はきわめてオルタナティブ。魚系のスープにすっぱい×辛い×甘いという味の混合で、コクがあるのにさっぱりしている・・・・というべきなのか、味の形容がしがたい文句なしに「うまい!!!ギャフン」というには至らない、ニューウェーブつけ麺だった。高橋いわく「”辛味つけ麺”を鰹節とねぎをたっぷり使って食べると最高」とのことだが、食べる側が何らかの手を加えて「最高」となるようなものは王道にはなりえない。音楽でも聞く人間に何らかの前提がないと聞けないような音楽では王者足り得ないのである。ダムダム団はどうであろうか。
池袋アダムはさすがに歴史あるライブハウスらしくビンテージ感あふれる素敵なところ。楽屋と事務所が直結しており、事務所が牢獄風で常に誰もいないところもビンテージである。音はほとんど生?と感じくらいダイレクトなサウンド。わりとダムダム団はこの手のライブハウスと相性がよいようだ。貧乏臭くて生々しいというわけではない。
さて、本番はどうなったかといえば、1曲目の途中で古根がドラムのシンバルをけったところ上のねじがとれどこかにすっ飛んでいった。鈴木はふと目を放した隙にシンバルがなくなっているのでプチパニック。高橋のギたーは高温がきつかったらしく、演奏終了後反省していたが「気持ちよく歌えた」とコメント。鈴木と古根は「よくわからない」とコメント。久しぶりに「疑いと落日と憂鬱」をやってみたが、なんかバスドラムがやばかったりしてガチャガチャしていた。全体的に見て「だめになりそうになる⇒盛り返しそうになる⇒だめになりそうになる」の繰り返しでスリリングなライブだった(?)。

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四月八日 吉祥寺プラネットK"セイジャクトゴウオン"
(w/どこでもドアーズ/六畳人間/ゴルゴブッチ)
1.ヘビイダメージ
2.抗いて、狩猟へ
3.地獄ディスコ
4.グラインダー
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ロンサムビリー


ワンマン前の最後のライブ。高級フットペダルが壊れてしまった鈴木は泣く泣く同じものを購入。リハの順番が入れ替わったため、結果古根はリハーサルに遅刻してる風な感じ。高橋は突然別のギターを持ってきており、しかも演奏中ノイズが出まくり不穏なリハーサルであった。最後の占めは鈴木が「鈴木Tシャツ」を忘れた事。それにしても気づいたのがカップ焼きそばのお湯を捨てた直後という最悪っぷり。ピンチ連発ダムダム団。高橋はギターを取りに自宅に戻り、「鈴木Tシャツ」は古根が白Tシャツマジックで「鈴木」と描き代理品が完成。鈴木はのびまくったカップ焼きそばを食べる。ピンチは免れたかのように見えた。
がしかし、演奏のほうはどうだったのだろうか。中音のせいか、チューニングが非常に気になる古根のために曲間のタイミングがずれ、なんとかタイミングを合わそうとする鈴木だったが高橋が空気を読めず鈴木に切れていた。ワンマンでやるために練習がてら「抗いて、狩猟へ」をプレイしたが、グルーブの解釈の違いのせいか、いまいちバタバタし気味だったようだ。終了後は大反省会。最近流行の鈴木バッシング(暴言が酷い/リズムが揺れる/プチブルジョワ)が本日も繰り広げられていた。そろそろ新曲をやりたいのだが詰める時間が無い。だれか我々にお金と時間と愛をください。

四月十五日 四谷アウトブレイク"ダムダム団 ワンマンライブ 最高の夜とは"
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.疑いと憂鬱と落日
4.グラインダー
5.トラビス
6.地獄ディスコ
7.ファンク DE ダムダム団
8.ロンサムビリー

enc1.仕合せ山
enc2.分水嶺

ついにやってきたダムダム団の初ワンマンライブ。その始まりはマネージャ水野氏との出会いから。2007年11月27日、場所はここ四谷アウトブレイクだった。アウトブレイク社長の誘致によりダムダム団を見に来た水野氏はダムダム団に衝撃を受け、その場でワンマンライブの提案をする。「40分で十分ですよ」と。我々は「あー面白いね。じゃあやるか」と適当に盛り上がっていた。そして彼はダムダム団のマネージャとなり、本当にそれが実現することになるのであった。
日取りが決まり、ダムダム団は苦難の日々を迎える。まずは「与えられた40分をいかに使うか」という面であった。いつもどおり?昔の曲やる?じゃんけん大会? 様々な意見が錯綜する中、「40分ノンストップMCなし」というコンセプトが打ちたれられた。しかし、ギたーとベースはチューニングの時間があるためそこをどう演出するのか、という部分でも意見が分かれる。ドラムソロ?ベースソロ?じゃんけん大会? 基本的にはビートが鳴り止むことの無い構成を考え出し、何度もリハーサルを重ね、微妙なタイミングまで調整をしていったダムダム団であった。
本番当日は特にオープニングアクトなどもなく純粋なワンマンライブなので、余裕の入り時間。カメラ8台くらいを用意した撮影隊。そして四谷アウトブレイクが自分達だけのために用意されてるというこのセレブリティ感(スタッフに「鈴木Tシャツ」を着せる)。もうこれだけでワンマンやってよかったなぁという感じである。この日のためにつくったTシャツやバッチなども展示し、更に今回ステージが始まるまで前面に幕(提供:内角の波)をたらし、この日のために特別に作ったオープニング映像を流した上で始まった瞬間にそれを落とすという演出を盛り込んだ。しかし幕を落とすにしても、落とす機械が無いので手動。マネージャ水野氏とアウトブレイクブッキング佐藤氏がステージ両側に上り、幕を落とす練習を重ねる。
開場してもなかなか入ってこない観客にやきもきしながら、も順調に埋まる会場。15分押しで演奏が始まる。いつのもオープニングSEから「I HEAVY DAMAGE YOU」の冒頭の挨拶を流し、その終盤で幕を落とし、一気にスタート。と思ったら幕を落とすときに変なところに引っかかり、最前列のダムダム団員の方たちの協力を得て幕とを落として演奏スタートに間に合う。軽く泣きそうになる鈴木と、まったく気づいていなかった高橋。あの状況でどうやったら気づかないのか。肝心の演奏だが、もうこれは体力との戦いであった。鈴木は「腕がちぎれるかと思った」と後にコメントしたが、まさにそれほどの苛烈な戦い。セットリストも新旧織り交ぜ、流れを一瞬でも切らないようなものを組んだ結果、「疑いと憂鬱と落日」から「グラインダー」というなかなか人の体力を奪うような繋ぎが出来上がったりしており、本当に死にそうであった。それでも一日かけてじっくり作り上げた音と、この日に照準を合わせた練習が実を結んだ気がする。最後は古根の突然思いつきで全員鈴木Tシャツで登場。後でビデオで見たら気持ち悪かった。「仕合せ山」で完全終了と見せかけ、高橋が一人残ったステージでしゃべりだし、「分水嶺」を歌う。そしてそこに古根⇒鈴木の順番で再登場、ハリウッドに、感動的にワンマンライブはその幕を閉じた。
8年間、それなりに長い年月だと思うが、あっというまだった。いままで無計画に無軌道に行っていた活動の一つの総括であり、新しいスタートとして我々は受け止めている。来て頂いた130余名の方たち、最高の夜だったろうか。また最高の夜を貴様らと一緒に過ごしたいぜ。
打ち上げにて当然泥酔した鈴木は、抱えきれない荷物を無理やり自転車に積み込んで自転車のかごを壊していた。

四月二十日 柏ZAX"Melodic Typhoon"
"DONT'TURN AWAY/R-Mustang/High Strike United/thoto/Bossy/GASPRADIATE/AIR-IN"
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.仕合せ山
4.グラインダー
5.地獄ディスコ
6.ロンサムビリー


ワンマン終了し一休み、ともいかずここからひたすらライブ三昧の日々が続く。まずは初めての千葉遠征、柏ZAX。前日まで4バンドでの出演だったが、突然出演バンドが8つに増える柏マジックが発動。しかも半分高校生とというヤングアンドローカル、楽屋ビッグのおまけつき。ビルの二階の15畳くらいある絨毯敷きの部屋が丸々楽屋で、軽くテンションはあがるが、その前に柏が途方もなく遠いことでわりと全員疲れていた。
リハーサルはわりと普通に進む。高橋も新エフェクターなどを使い、上々の仕上がり。マイナスポイントは古根が遅刻し超ぎりぎりに登場したことくらいか。
ライブが始まり高校生のバンドなどがフレッシュな演奏(コピーバンド)を繰り広げる中、異世界の住人のようにいつものSEでダムダム団が登場、高校生ドン引き。かと思いきやなぜか熱狂的に受け入れられている。演奏開始からすでに最前列で陣取る若者。演奏開始すれば打てば響くような古根のコールアンドレスポンス。女子に熱い視線を送られる高橋。なにをやってもドッカンドッカン、ここは台湾か?千葉での孤軍奮闘っぷりを観察に来たダムダム団員の皆さんも、普段とは違う愛され方をするダムダム団を見て爆笑。最後まで盛り上がりをキープしたまま演奏終了。しかし彼らは金が無いようでなんにも売れなかったので現実を見せられた気分だった。あと帰路に着く途中電車がとまり死ぬほどの満員電車に遭遇しやっぱり現実はこんなもんだと思った。
四月二十七日 横浜アリーナサウンドホール"SOUND☆BREAK"
"ロザンナ/GREASSY SPOON/DICE/RED FAN/XecsNoin"
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.(忘れました)
4.(忘れました)
5.(忘れました)
6.ロンサムビリー


横浜遠征。柏に負けず劣らず遠い。しかもリハの時間が早い。基本的に遅刻する古根の挙動が心配されたが、ちゃんと出動しており一同安心する。横浜アリーナサウンドホールはやたらと広く、しかも会場の床は絨毯張りで、結婚式場かしらという感じ。楽屋も3バンドでひとつ、と豪華仕様。ステージの裏の通路で一人爆睡する鈴木。ダムダム団はアミダくじによって決められた順番により2番目。スタートも17時と通常より早く、平日なのでとくに観客も少なかったが、四谷周辺の方たちが集合しており、多少賑やかされる。本日は四谷アウトブレイクのバンドと、横浜アリーナサウンドホールのバンドが3バンドづつ出演し対決という趣であったからだ。横浜側のバンドは、なんというか全体的にメタルだった。横浜=メタルというイメージを持ちながら、演奏開始。四谷周辺の方たちがいて多少賑やかといえども、平日の17時ではいかんともしがたく、さびしい感じでダムった。どうもなにかをつかめずに最後まで終了し、徐々に盛り上がってきたイベントをうらやみながら、夜は深みを増していった。恐るべし、あみだくじ(?)。
四月三十日 渋谷屋根裏"轟NIGHT"
"ネイナーム/Mop of Head/ナインアンダー/KALAViNKA"
1.ヘビイダメージ
2.(忘れました)
3.(忘れました)
4.(忘れました)
5.(忘れました)
6.ロンサムビリー

enc.地獄ディスコ

淡々と間をおかずにライブ。招致してくれたブッキング某氏はすでに他店に移動。微妙な気分である。とはいえどもかって知ったる渋谷屋根裏、ジンジャエールなどをただで飲みながらリハを順調にこなす。PA伊藤氏よりだいぶ音がよくなったとほめられる。
これといったことも起こらず開場するが、人がやたらと多い。どうも1バンド目がたくさん人を呼んでいたようだ。これに便乗しないてはないが、こういったときは大体客が帰ってしまうものだ。しかし、そんな予想とは裏腹にわりと客が残り続ける。そして渋谷の観客とは思えないほどの暖かい空気。これはビジネスチャンス!といきこんだダムダム団、しかしここで気合が入れば入るほど空回りするのが鈴木の常。鈴木をいさめる古根と高橋であった。
で、演奏は落ち着いてプレイをし、サウンドも渋谷屋根裏特有のキーンとした感じをうまくなだめてよい爆音が作れたようだ。観客も非ダムダム団員がほとんどの中、ロックスターぽく盛り上がり、アンコールも発生。さあ、CDとか売るぞ!と意気込んだが何故か何も買わずに雪崩のように帰宅されるお客様達。あのー。さっきまでのロックスターぷりと相反して、むしろ切なかった。
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五月五日 月見ル君想フ"輝け!超伝導ミサイル杯 第1回"
"玩具の兵隊/ソニックアタックブラスター/ヨメイリマエ/トニー・チェンバロン/オワリカラ/
知恵の輪/U-tom/BEE!BANG!BOO/Happy Dispatch
DJ:TKC(渋谷屋根裏)/コバカツ(LUSH)"
1.デンジャラスアンド迷惑
2.ヘビイダメージ
3.ファンク DE ダムダム団
4.ロンサムビリー

10バンドくらいたくさん集まって観客の投票で一位を決めてそのバンドがその日のギャラを全部持っていくというアメリカンドリームな企画。ダムダム団も一攫千金を夢見て登場。リハーサルは、無し。まあはじめてやるライブハウスではないので大丈夫だろう、とタカをくくって余裕の20時入り。さすがに10バンド出演だと観客も多く、ゴールデンウィーク特有の浮かれた空気(?)が充満していた。
古根がいきなり普段の5弦と違う4弦ベースを持って登場。しかし彼は特に問題ない、と自信たっぷり。とにかく転換などには時間をかけられないので、「オープニングSEなど登場の演出は無しでいいのでは」と言う意見も出たが、ここは様式美にこだわる鈴木のゴリ押しでいつもどおりの登場とする。しかしセッティング中にギターの音が出なくなり、時間がなくなりあえなく登場シーンはカット。なんとなくのずるずるで始まって、さらにベースの音がいつもとまったく違ったようで、その空気に呑まれて鈴木が軽く崩壊しほかのメンバも崩壊。それなりにやったが終焉後スタッフ赤井譲が激怒。「おまえらなめとんのか」といった風情でダムダム団も恐縮しきり、最終的に朝5時渋谷で人のバイクで勝手に寝る鈴木が目撃されている。
五月十三日 大久保ホットショット"牛押し VO.1"
"ZAK/ジューナナ/ウシトラ"
1.ヘビイダメージ
2.地獄ディスコ
3.仕合せ山
4.疑いと憂鬱と落日
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ロンサムビリー
ウシトラ企画に出演。何回か行ったことのあるライブハウスなのに、あっさりと場所を見失う鈴木。大久保通りを30分ほどうろつきリハーサル開始直膳に登場。阿呆である。リハーサル自体は淡々と進行。鈴木はスネアが壊れたのでホットショットのスネアを借りる。ドリンクカウンターにある「八海山ご自由にどうぞ」に目を奪われながらもライブ前は禁アルコール。イベントがスタートし、基本的に観客は着席して観覧するというスタイルのため苦戦が予想される。こういうときにいつもどおりやってこそ新の実力者たるアレだ。
で、まあ1,2曲目くらいまでは割とよかったが、ホットショットに借りたスネアが鈴木の殴打により張ってある皮が変な風になり変な音(ズベモッというような音)しかでなくなる。とりあえず直そうと思ったが、まったく直らなかったのでそのままやった。結果「スネアが変な音するバンド」というイメージで演奏終了。観客は基本的に着席。スタッフ赤井譲に「早くスネア買え」と鈴木はだいぶ絞られていた。
五月十五日 柏ZAX"“ZaX 3MAN LIVE!!!CROSS STYLAZ TOUR 初日!”
"CROSS STYLAZ/NEW BREED/New Function"
1.ヘビイダメージ
2.地獄ディスコ
3.仕合せ山
4.グラインダー
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ロンサムビリー
スリー万ライブのゲストで30分演奏する、というなんか「きちゃってすいません」的な感じのイベントに参加。リハーサルからしてすでにほかのバンドのアメリカンキッヅ的な音楽性に仲間はずれ感を味わう。今回、マネージャである水野氏もあとからの参加のため遠く異国の地で3人きりにされたダムダム団、広い楽屋でなんとなく仲良くせざるを得なく談笑する3人の姿が珍しく見受けられた。
イベントが開始してみると、やはりなんというか東京の観客と比べるとのりがよろしい。前回に体験した「柏の人たちいい人説」もそれなりに嘘ではない様だ。演奏開始してみれば、前回対バンした高校生が観覧に来ていて何か熱狂的な反応を見せたりお母さんを連れてきたり制服で着たりちょっと異国の地っぷりが全開。ほかの観客はわりと冷ややかだがまあでもやっぱりなんというか都内よりやさしい。やさしさに触れに、また柏にいきます。あと、対バンであて振り口パクのバンドがいてびびった(鈴木は気づいてなかったけど)。
五月二十七日 六本木Y2K“SPIRIT ROOM 5周年記念イベントFainal!!”
"エフカ/MAD-OX/HUMPTY/vertical blaze/ソライチボンバー/Empty Graphic"
1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.仕合せ山
4.グラインダー
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー
この一本が終わればワンマン終わりのライブラッシュが終わる、そんな気分で望む六本木。東京ミッドタウンの目の前にある立地とか、時間に厳しい感じとかいつもとは違う雰囲気とかいろいろな大人の事情とかでなんとなくけだるい雰囲気が流れる楽屋。ドラムセットの上にライドする/しないで主催側と交渉をし、最終的に予備のドラムセットを用意していただくなどご迷惑をおかけする。対バンもすごいものがあり、ダムダム団に出演したバンドが元ジャニーズとかで女子がキャーキャーいっとる。帰りたいなあ、と鈴木が久しぶりにネガティブな感じになる。本番直前、ここまでくればあとはやるだけなので、覚悟を決め、登場のSEが流れたとき、鈴木が無意識に拳を前に突き出した。それを見た高橋が、苦笑しながらも、拳を付き合わせる。それにのる古根。ライブ前にダムダム団が3人で拳をあわせている光景など、めったに見られない。まさに六本木心中(?))である。
というわけで、どこか心が通じ合ったかのように気合の入ったライブをする3人。ジャニーズ終了後、かなり場違いな感じで登場しいつもなら空回りするところを、どこか落ち着いた、自分たちの演奏ができたように思える。4月15日以降、苦しんできた我々が得た初めての収穫かもしれない。
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六月七日 名古屋鶴舞デイトリップ"春日井直樹の辺境ロック祭り"
"_ _ _ _*(テイヘン)/アジトU/パイプカットマミーズ/春日井直樹と午前0時"
1.ヘビイダメージ
2.地獄ディスコ
3.仕合せ山
4.デンジャラスアンド迷惑
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー
「関西でやったら絶対受けるよ」といわれ続けて7年、ついに関西遠征の時がやってきた。 _ _ _*(テイヘン)とのカップリングツアーで、いわゆる彼らに便乗、さすがタダ乗りバンドダムダム団である。高橋、古根は車で移動。鈴木は一人13時まで仕事をこなしその後新幹線で名古屋へ。車で名古屋へ向かう最中に「ベンツはさみ事件」などがあったようである。リハが始まるギリギリで到着予定の鈴木は鶴舞まで来てデイトリップを見失う。結果5分くらい遅刻し、テイヘンのドラムであるちんぱん氏が替わりにやろうとしていたところにへろへろと登場。デイトリップは民家を改造したようなつくりで、でも音はちゃんとしていた。
ライブ前にツアー参加者でご飯を食べることになったが、連れて行かれたのが居酒屋で手羽先や味噌カツなどを食べながらビールを飲めない(ライブ前は厳禁酒なので)環境に鈴木は発狂しそうになっていたが、最終的に「水うまい/水道水超うまい」という境地に達していた。古根は車で寝ていたので残り物をパックにつめてもらい車で食べていた。
イベント名どおり対バンがかなり辺境な感じで、ちょっとダムダム団は場違いかなあという気分もあったが、ロックスター的な感じで盛り上げる。名古屋は「ロック不毛の地」と聞かされていたが、そんなことはなく東京よりよっぽど温かかった。
ライブ後になんとオーナであり対バンの春日井直樹氏による大量の「ふるまい」が出され、名古屋人の温かさと駅前の過疎っぷりと味噌おでんのどす黒さを知った一日だった。ライブ終了後、風呂と仮眠所つきの多賀インターまで移動。車の中でX JAPANの「blue blood」をかけたがる鈴木だが、他のメンバーはすでに行きの車で2回聞いているのでもう聞きたくないのであった。
六月八日 大阪キングコブラ“NO MONEY NITE!!!”
"_ _ _ _*(テイヘン)/BLONDnewHALF/gypsy paradox"
1.ヘビイダメージ
2.地獄ディスコ
3.仕合せ山
4.デンジャラスアンド迷惑
5.ロンサムビリー

多賀インターは最高だ。広くて清潔な風呂(サウナつき)、仮眠所の低反発シート。これで635円。一生ここで暮らすのもいいのではないか。というわけで前日の疲れも無くそれぞれ勝手に目を覚まし、徐々に集まりなんとなく大阪に向けて出発。大阪のワイルドな交通ルールもクレイジードライバー古根にかかれば屁のようなものであり、無事大阪キングコブラに到着。その後お好み焼きを食べて旨かった。事前に「キングコブラ出の音作りは大変だ」と聞かされていただけに、緊張して望む。たしかに箱の構造自体が以上に縦長で、天井が高いため音が吸い取られてしまう。苦労しながらも、テイヘンとお互いにアドバイスしあいながら音作りをする。
本日、残念ながら大阪にレッドホットチリペッパーズが来ていたため、大阪のバンドマンはみんなそっちに行ってしまったといっても過言ではなく4バンド中3バンドがツアーバンドという状況であり、広いキングコブラは閑散としておりちょっとさびしかった。そんな中「ここまで来た意味を、てにいれなければ」と意気込む鈴木をたしなめる古根と高橋というおなじみの光景、どこまでいってもダムダム団。
ライブは、炸裂したようである。音は悪かったようだが良い演奏をやれた。大阪で有終の美を飾れそうだ、思いながらあと2曲「ファンク DE ダムダム団」に取り掛かろうとしたとき、鈴木がなぜか最後にやるはずの「ロンサムビリー」をドラムフレーズを演奏→メンバーあわててついてくる→そのまま「ロンサムビリー」やる→終わったあとにあと1曲やりわすれた「ファンク De〜」をやろうとする鈴木→賛同する古根→拒否する高橋→演奏終了するダムダム団→キングコブラの外で土下座する鈴木。大阪って安くておいしいものが多いですね。

六月二十六日 高円寺二万ボルト“FALL IN TO B-2 20000 TIMES”


"/ソニックアタックブラスター/空風ビュービュー/真世界オメコ倶楽/ghoost)

1.果てまで
2.ヘビイダメージ
3.デンジャラスアンド迷惑
4.地獄ディスコ
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー

enc.仕合せ山

enc2.グラインダー
大阪遠征のあと、マネージャ水野氏を交えダムダム団ミーティングが開催された。そしてだいぶ揉める。最終的に前向きな感じになり、その中で提案された「鈴木がMCしない、高橋がしゃべる」ということについてはさらにその後も揉めたが、高橋が喋る方向で練習は進んだ。さらに、以前に作成し2,3回やってお蔵入りになっていた「果てまで」という曲をもう一度全部練り直して、都合半年くらいかけやっと発表にこぎつける。見ているほうにとってはそうでもないと思うが、ダムダム団としては新しいスタートの気分である。
久しぶりの二万ボルトで、かってしったる面子の前で、いままでとは違うことをやる、そんな気分のライブ。というかリハーサルに古根がこれないのでghoost稲田氏に替わりにベースを弾いてもらうも、あまりの稲田氏のベースの爆音ぷりにメンバー当惑。「どんどんテンション下がっていくのがわかった」と稲田氏。
しかし、リハーサル無しでもばっちりの音を作ってくれるのが二万ボルトPA若田部女史。そんな彼女が今月いっぱいで音楽から足を洗う、とのこと。そのこともあり本日の出演となったわけで、若田部女史の新しいスタート、そしてダムダム団の新しい門出にふさわしい演奏ができたのではないだろうか。なんとアンコールが2回発生。死ぬかと思った。
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七月十三日 柏ZAX“AJITATION”

 (w/SOLA/Scratch 4 Jagger/RIDE the CLOUD(from名古屋)

1.ヘビイダメージ
2.果てまで
3.仕合せ山
4.デンジャラスアンド迷惑
5.地獄ディスコ
6.ロンサムビリー

前日の練習、古根が変な技を使い出した。それはベースをギターアンプに突っ込んで音を出すという技である。これが意外といい音であり、普段よりもクリアな音がする。しかしスタジオでは問題なくても広さが異なるライブハウスでは音圧が足りないのではないか?というほかの二人の意見は「普段は低音域をカットしているから、低音が無くても大丈夫」とのこと。
で、当日実際に音を出してみたがやっぱり音圧が足りなく、ベースアンプと組み合わせて音を作るもなんか変な音で結局ベースアンプ中心の音作りになる。これ以降この方法が登場することは無かった。諸行無常。
出番は超久しぶりの一番目であり、ダムダム団員が5名ほど待機するのみで超ガラガラであり、久しぶりのその環境に戸惑いながら、ここは男の見せ所とばかりにハッスルするダムダム団。ハッスルむなしく人は少ないまま終演を迎えたが、少ないながらも見に来て頂いた柏のダムダム団員のみなさんと交流をはかり、充実した時をすごした。
先に帰った水野氏と古根を尻目に二人で帰る高橋と鈴木。珍しく二人きりでこれからのことについて語り合彼らだが、ダムダム団の出演終わりから5時間くらいたっておりその間酒を飲み続けていた鈴木はあんまり会話の内容を覚えていないそうだ。

七月二十一日 高円寺ミッションズ "MISSION'S SUPER LIVE !"

 (w/バーバーフィッシュ/bellytree the distortion /VROOM/ALASKA )

1.グラインダー
2.果てまで
3.ファンク DE ダムダム団
4.仕合せ山
5.デンジャラスアンド迷惑
6.地獄ディスコ
7.ヘビイダメージ
レーベル社長である内田女史の経営する3件目のライブハウス、「高円寺ミッションズ」に初上陸。家が近い鈴木と高橋は楽勝ムードでリハーサルに乗り込むも大幅に入り時間を間違え、気まずい感じをかもし出す。当然ながら古根は輪をかけて遅刻であり、THE きまずい。リハーサルではミッションズがもつ音周りの特性とダムダム団のサウンドの相性からか、音がこもりがちになり苦戦を強いられる。リハーサルの段階では人が入っていないため、「人が入ればすっきりするでしょう」という言葉を信じ、だいたいそんな音の感じでリハーサル終了。
リハーサル後、鈴木は古根と一皿100円均一の回転すしを食べに行き、「貧乏なりのすしの楽しみ方」などを伝授していたが、「5皿とかだと逆に腹が減ったなど」と古根は文句を言っていた。
1曲目は「グラインダー」からスタート。鈴木はすでに台湾気分で、英語仕様、トーキョー、トーキョーと連呼しながらギターリフになだれ込む。がやっぱり音がこもっていたようでいまいち何をやってるかわからない状態のようだった。しかし、徐々に音が良くなり、鈴木がハシりだし、徐々に盛り上がっていき、最後は「ヘビイダメージ」でドカーン。「果てまで」はまだ未成熟で、わかりづらいようなので修練が必要だ。
打ち上げはミッションズでそのまま朝まで。朝まで残った鈴木は最後に展開されたカオスに目を見張った。何が起こったかはここでは記さないが、若さゆえのカオス。すごかった。
七月二十九日 台湾 台北  "野台開唱 FORMOZ FESTIVAL 2007 火舞台"

 (w/VROOM/くるり/RIZE/土屋アンナ 他)

1.地獄ディスコ
2.ヘビイダメージ
3.仕合せ山
4.デンジャラスアンド迷惑
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー

動画をyoutubeにアップしています。

ファンク DE ダムダム団
ロンサムビリー

去年台湾においてFORMOZ FESTIVALに出演し、ロックスター気分を味わったダムダム団。「今年もロックスター気分を味わいに行きます」という鈴木の軽口が示すとおり、その雲行きは明るく、われわれダムダム団は来るべき台湾に向けウキウキしていた。
しかし、その雲行きがどんどんどんどん暗くなっていったのが、その出演順が決まったあたりからである。出演日こそ日曜日の3日目であるが、去年と同じ一番小さい「火舞台」の1番目。開場してから30分後のスタートである。去年われわれが見ていた限りでは1番目は基本的に客がいなく悲惨だったので軽く下がる。なぜか一緒に行くVROOMは40分時間を与えられているのに、ダムダム団は30分。謎の時間配分だ。そして、旅券の手配にも苦難の道がやってくる。「安い航空券が人数分まとめて手に入らない、全員バラバラに買って最悪現地で落ち合うとかしか無い」と旅券手配係の高橋から悪い知らせが届き、それぞれの思惑が飛び交う。さらに、われわれの出演する時間帯の裏で「くるり」が出演していることが判明し、当然客もそっちに流れるであろう(出演場所がまるで反対側。1km以上離れている)ことが予想され、「一番目でも・・・くるりがタダでみれるなんて・・・うれしいよね・・・・・」と強がっていた鈴木は完全に撃沈していた。それをみて「関係ないだろ!ボケ!」と切れる古根。出発4日前に風邪を引き熱を出す高橋。もうこうなったら台湾のグルメの旅という方針で小龍包などを食いまくるしかない、と悲壮な決意で渡台の日を迎える。

で、結局飛行機のチケットだが、高橋だけ夜22時に台北到着の便で、あとのメンバーは朝出発の便。帰りの便も高橋だけ別で朝早く出発。他のメンバーは夕方出発。高橋だけ他のメンバーより24時間ほど滞在が短いという(高橋だけ)悲惨な結果になった。出発の朝成田空港に集合した古根と鈴木、スタッフ赤井譲は「高橋君超負け組みだね。でもそんなこと言ったら取り返しつかなくなるくらい怒り狂いそうだから絶対言わないでおこうね」と約束。相変わらずの古根のマイペースぷりで、航空会社の方に「早くしてください!」と怒られながらも日本を発つ。なんの支障も無く台湾に到着。去年見た空港の景色がわれわれを出迎え、その暑さと湿気にやられるダムダム団。一方そのころ日本の高橋は飼っているペットを友達の家に預けに行っていた。

会場であるところの園山にたどりつき、物販のTシャツやCDをあずけ、「とりあえず飯を食うか」という感じで台湾名物「臭豆腐」を食する鈴木。他のメンバーは一口食べて吐きそうになっていた。うまいのに。それでも「台湾にきたんだ」という実感からかだんだんとテンションがあがってくるダムダム団(高橋のぞく)。初乗り250円のタクシーで宿に向かうが、なぜか一つ前の駅で降ろされて徒歩で移動する羽目になりテンション下がる。宿はとてもきれいで激安なところを発見してしまい、ここでは内緒にしておこう。

屋台で食べるすっぱい麺!激安超ボリュームのピータン粥!超マンゴーなマンゴージュース!廃墟みたいな店で食べる牛肉麺!など台湾をひとしきり堪能。先に現地入りしていた友人達とおちあい、落ち着いたところに高橋登場。高橋に気を使い、あんまり台湾を堪能していないふりをする古根と鈴木。ふたたび夜市に繰り出し台湾でしか食べられないニューウェーブカキ氷を食べ、夜は更けていった。

日は変わって29日、本番当日。ライブまでは時間もあるため、去年食べ損ねた世界一の小龍包を食べにディンタイフォンという店に向かう。途中すわ店舗消滅かというハプニングに見舞われるが、何とかたどり着き、小龍包をいただく。なめていた。正直その旨さをなめていた。うすーい皮につつまれるたっぷりのスープ。小龍包はどれだけの薄さの皮にどれだけのスープを入れるかがうまさの鍵ではないか思っているが、まさにそのギリギリのライン(これ以上皮が薄かったらスープがこぼれる)を見極め作成された職人芸が光る。ふるふると震える小龍包をレンゲにのせ、酢醤油をかけて白髪ネギをのせる。そのまま口に運び、舌で皮を押すとプツッとその結び目が解けて口の中であふれ出すスープ。幸せの小宇宙。もうライブやらなくていいかなーとか思った。

小龍包祭りの後は、いよいよライブであり、会場に移動。去年と同じ場所で同じ飾り、デジャヴュがダムダム団を襲うが、この前はもうすでに夜だったのに、まだ完全に昼間である。1番目・・・・。果たしてどうなるのか、まったくわからない。今年は、主催者側が通訳の方を用意してくれ、セッティングも割りとスムーズに進む。そしてスムーズにセッティングしている間にフェスティバルはスタートしていたようで、会場に人が入ってくる。そして、なぜかセッティングをしているダムダム団の前に人が集まってくる。これは?だれが?なんのために?どっきりカメラ?去年はリアルに演奏スタートをしたというのに、音出しの時点で100人くらいの人々が火舞台を注目している。みんな、くるりを観なくていいのだろうか。そんなことを思いながら、当初の作戦通り「音出しのジャムセッションから徐々に盛り上げていき、そのまま地獄ディスコ」という流れで演奏をスタートさせた。

1曲目あたりは様子見、という感じもあったが、「ヘビイダメージ」ではもうすでにロックスター的盛り上がり。なにをやってもドカンドカン。人もどんどん集まってきて、300人くらいになっていただろうか。途中、「デンジャラスアンド迷惑」で高橋のギターの音が出なくなり、流れが絶たれそうになったり、その結果セットリストから1曲(マイケルジャクソン)省かなければいけなくなったり、全体の演奏が荒かったりしてステージ全体を思い返すと、「もっとやれた」という実感が3人にはあった。が、しかし最後の2曲はもうカオスになるくらい台湾の若者がハッスルし、そういうものを一切吹き飛ばすような、そんな感動があった。また来年もかならずここで彼らと会いたい。そんな気持ちでステージをあとにした。

そしてライブ終了後は去年と同じく「いっしょに写真とってください」大会が開催され、ロックスター気分を味わうダムダム団。TシャツとかCDとか、その重さに半分切れながら会場まで持っていた物販もほとんどなくなってしまうくらいガンガン売れ、「台湾住むか」という気持ちになるのを食い止めるのに必死だった。

去年以上に良い感触を得た台湾行き。胸いっぱいでダムダム団は開場をあとにした。その5時間後くらいに高橋は一人早起きして空港に向かっていた。あと物販のお金の計算が大幅に間違っており売り上げが3万円くらい少なかった。それから帰ってきてビデオを見たら前のほうの30人くらいの客しか写ってなくて本当に300人いたのかちょっと自分の記憶を疑いました。

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八月十一日 新宿WALL  "〜BURNING BIKE ZERO〜"

 (w/waruinamida/the hacked rabbit house/The 8 Flag/Dower/バリバリバイク)

1.グラインダー
2.果てまで
3.ヘビイダメージ
4.仕合せ山
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー
バリバリバイク企画に出演。帰国後一発目のらライブいうことで、台湾での浮かれ気分を引きずらないように注意が必要だ。リハーサルに向かうメンバーの携帯電話にマネージャ水野氏から連絡があ入る。「自分の企画イベントを入れていたので今日はいけません」と。一度うそのメッセージに目を疑った。当日まで気がつかないなんてそんなバカな。どんなうっかりさんだ。というかそんな、マネージャ存在していいのか。というわけでライブ日誌には出てこない数々のすれ違いもあったため、ダムダム団は緊急会議を開き水野氏との関係をいったん解消する方向での意見の一致をみた。その他にも、これからどうするのかいろいろと話し合い、ライブの前に重い空気となる。が、しかしその話し合いは今まで目を背けていた問題点を明白にする行為であり、それぞれの意見の相違を確かめ、足並みをそろえる作業でもあった。果たしてそのような気持ちで展開したライブ、非常に息の合ったよいライブだった。水野氏との話し合いは次回のライブ、柏ZAXに持ち越される。
八月十七日 柏ZAX “Rock De Show”

 (w/ロマンチスト/羅刹ガットウィズム/オーバービークル

1.グラインダー
2.抗いて、狩猟へ
3.地獄ディスコ
4.仕合せ山
5.ファンク DE ダムダム団
6.ヘビイダメージ

柏に訪れるのもだいぶ慣れてきたが、今回は古根が職場であるところのから弁当屋から借りてきた車で柏へGO。秋葉原で待ち合わせをして、すでに遅刻確定な時間だというのになぜか古根は突然ベースに導入するワイアレスシステムを購入していた。車の構造上、狭い前列席に3人横並びで乗らなくてはいけないせいで、なんとなく仲良くせざるを得ない空気が漂い社中はよい雰囲気だった。
柏につき、リハーサルも着々とこなす。古根のワイアレスシステムも好調である。リハーサル後、古根の車に積んであった職場の余り弁当をいただくが炎天下の車中に放置してあった弁当なので軽く腐っているものもあった(煮物とか)。鈴木は腐っている食べ物でも平気なので食べていたが、しいたけは避けていた。
水野氏が遅れて到着したため、前回のダムダム団会議の結論を伝える。水野氏もダムダム団の業務とそれ以外の活動のペースが合致せずに苦しんでいたため、今回の関係解消についてはすんなりと合意となり、お互いの未来へ向けての発展的解消となった。
彼を送り出すため、これからの自分たちのため、完全なライブをしよう。そう決めてステージに上がったがわりと失敗気味で反省しっぱなしのライブだった。こういうところがなぁ・・・。

八月二十二日 四谷アウトブレイク " HAPPY BIRTHDAY TO ME "MIYUKI" 』"

 (w/ _ _ _ _* / THE KITTY HAWK / Junk Bar /ロックンロールサービス / gimmick bunny junction / DJ Boone)

1.ロンサムビリー
2.デンジャラスアンド迷惑
3.抗いて、狩猟へ
4.果てまで
5.グラインダー
6.仕合せ山
7.ヘビイダメージ

マネージャ水野氏が去り、心機一転のスタートとなる四谷アウトブレイク、なんと全員そろって仕事のためリハーサルなし、現地に19時集合というふざけた流れ。しかしこれで完全なるライブをやれば「さすがだね」とかいわれていい気になれること必至である(?)。イベントもスタートし、徐々に集まりだすダムダム団。高橋⇒鈴木⇒古根の順に会場入り。古根はさすがの15分前到着。
オープニングから「ロンサムビリー」で飛ばすことにする。事前の練習で「イントロの際ポージングをするかしないか」でひと揉めしたが、結局それぞれの自由なポージングでスタート。しかしいまいち乗らずそのままどんどんと演奏は進む。最初に必殺を持ってきただけに、ここではまらないと後はずるずるいってしまうのがパターンであり、そのパターンに乗ってしまった感じだ。古根がよく言っている「最初から全力でやろうとすると空回りして失敗する」が胸に染みる。音だけは他のバンドよりいい音を出していたようだが、演奏がそれではむしろダメ感を強調してしまうのであった。
ライブ後、珍しく某氏より演奏力不足に起因するダイナミクスの欠如に対して指摘を受ける。いたく反省し、鈴木は呑み過ぎ中野の丸井本店の前の道路で一人眠りについた。
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九月十六日 渋谷屋根裏 " 渋谷屋根裏10周年祝の儀"

 (w/割礼/六畳人間/バンドレス(ex.アーデル)/COOKAI/ソニックアタックブラスター/OA:KALAViNKA)

1.グラインダー
2.ヘビイダメージ
3.抗いて、狩猟へ
4.地獄ディスコ
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー

なんと水野氏に続き、スタッフ赤井嬢もスタッフ活動を一時休止となる。これによりダムダム団は完全に3人だけとなる。一ヶ月前にも宣言したような気がするが、心機一転で望んだ渋谷。あの生きるレジェンド「割礼」と対バンであるが、古根は過去に割礼のコピーバンドをやっていたというからその渋さには驚きだ。今年4回目の対バンとなるソニックアタックブラスターと挨拶を交わしリハーサルに入る。渋谷屋根裏といえば過去に散々音作りで辛酸を舐めてきたライブハウスである。今回はどうであろうか。古根はベースアンプと併用してジャズコーラスを利用し、低音を必要としない部分でジャズコーラスに切り替えるという技を利用。全体的にも中音はまとまってすっきり、という感じになる。PA伊藤氏によれば「中音のバランスがよければそれだけPAで目いっぱい上げられるから、結果的にそっちのほうが外の音は大きい音になりうる」とコメントを頂き、自分たちの成長を感じる。さて、演奏はどうであろうか。
セットリストはいつものものであり、特に外しようがない流れ。しかしイベント自体の空気が何か硬く、その流れは特にダムダム壇の出番まで変わらず。で、打破したかといったら打破できず。演奏は悪くなかった。むしろしっかりいていた。しかし、それにのってこない観客をみて「何がダメなんだろう」←この心持がダメ。
前回は演奏、今回は心持ち。ダムダム団はいまだ発展途上でございます。応援よろしく!(?)

九月二十二日 代々木Zher The Zoo "戦慄のオルタナティヴ地獄vol.11"

 (w/Very Ape/ロマンポルシェ。/ロザンナ/ロッキン幕府 )

1.地獄ディスコ
2.ヘビイダメージ
3.抗いて、狩猟へ
4.グラインダー
5.ファンク DE ダムダム団
6.仕合せ山

VeryApe企画に出演。割と見知った顔がそろった今回のイベント、最近ライブの次の日に仕事があることが多く、徹底的に打ち上げできずフラストレーションがたまっていた鈴木が3連休の真っ只中であるこの日に照準を合わせていたことは想像に難くない。「今日は吐くまで飲む」と一人別次元で気を吐いていた。3回連続でいまいちなライブをしていることについてはノーコメントだった。1年半ぶりに訪れたZher The Zooの楽屋は相変わらずの高級感あふれるセレブリティ楽屋。1年半前と変わらず「冷蔵庫にある水はご自由にお飲みください」と書いてあったので喜び勇んで冷蔵庫を開けると特に水などはなく空っぽだった。嫌がらせか。
そういったうかれた空気の中、高橋の様子がおかしい。古根がこっそり話を聞いたところ、彼の飼っているフェレットが危篤とのこと。我々のような職業はそんなときでも平気な顔をしてステージに上がらなければいけない。つらい話である。そんな話は聞かなかった振りをし、ステージに向かおうとする鈴木。しかし、訃報は突然やってくる。もはや避けられない現実。ステージに上がる瞬間まで微妙な空気が流れていたダムダム団。ここのところのライブの不調のせいもあっただろう。鈴木がおもむろに高橋に向かってこう言った。「人は悲しみを知ると一つ大きくなるという。高橋君、今君はまたひとつ大きくなった。今夜のステージはきっと最高だよ」。普段仲が悪い高橋と鈴木が団結し、そんなめったに見ない光景に感動する古根。ダムダム団の絆はここでまたひとつ深まった。そして言葉通り最高のステージだった。あとから演奏聞き直したらちょっと感情が先走りすぎてずいぶん荒い出来でしたけど。

九月二十六日 新宿JAM "MAX NIGHT vol.21"

 (w/Sister Paul/JUNIPERBERRIES/ソニックアタックブラスター/皮蛋/The next/ZEPHER'S GUERNIKA)

1.地獄ディスコ
2.ロンサムビリー
3.果てまで
4.デンジャラスアンド迷惑
5.ヘビイダメージ

8バンド出演のイベントなのに、18:30スタート、1バンド持ち時間25分という「終わる時間何時になるんですか」的な企画に出演。バンド数が多いので、当然リハーサルもタイトなスケジュールが求められる。リハーサルにて、高円寺ショウボートのブッキングマネージャであり、高橋と鈴木の大学時代の後輩でもある印藤氏と遭遇。今回対バンの「The next」のマネージャを行っているそうだ。運命とは奇遇であり、再会を祝するのもそこそこに、最近印刷するだけして配布する勇気がなく配れないアンケート配布をずうずうしく依頼。古根はまたしてもジャズコーラスを利用してベースの音作りを行う。それを極端に嫌がる鈴木にこっそりやっていたため、リハーサルでは特に問題は起きなかったが、あとからそれが発覚し鈴木は頭を抱えていたという。それを見た古根は「大丈夫だから、何も問題ないから」と諭していたが、その後他のバンドのリハーサルを見学していたところ「やっぱりベースアンプのほうがよかった」とコメント。もう一度鈴木が頭を抱えていた。結局、対バンの方のベースアンプを借り、事なきを得たようだ。
ライブは短めのセットリストで、最初のほうでロンサムビリーをやる激烈パターン。高橋のMCをドリンクを無くしてさまよう鈴木が邪魔をするなどほのぼのした光景も見られ、最後はヘビイダメージで爆発したが、見ているほうは若干の食い足りなさが残ったようだった。最後のバンドが終わったら23時位で、早々に引き上げるダムダム団。鈴木も早速帰ろうと思ったが気持ちを入れ替え小一時間ほどJAMで酒を飲み、気持ちよく帰ろうとしたところ自転車の鍵を紛失して路頭に迷った。

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十月十二日 下北沢クラブ251 "”スランキーサイドPresent's” 「秘蜜のロックVol.4」"

 (w/スランキーサイド/ELECTRIC MAMA(From大阪)/”スペシャルゲスト” PANTA with LOADED)

1.ロンサムビリー
2.デンジャラスアンド迷惑
3.抗いて、狩猟へ
4.果てまで
5.グラインダー
6.仕合せ山
7.ヘビイダメージ

スランキーサイド企画に出演。下北沢も久しぶりであるが、この251はなんというかあんまり下北沢っぽくない雰囲気を持ったところであった。まず広い。通常の5割り増しといったところで、1番目の出演だった我々は寂しい感じのところで演奏をすることが容易に予想された。リハーサルは割りと順調に進んだ。鈴木がPANTA氏のバンドの方に251の店員と間違えられて「フライヤー織り込みたいんだけど」と詰問されたこと以外には特に事件もなかった。
さて、ライブはどうだったろうか。1番目という事もあり、最初からがツンとやったほうがよいだろう、ということで早めの「ロンサムビリー」からスタート。いつも観客のノリが落ちやすい「抗いて、狩猟へ」と「果てまで」を続けてやり、ほぼ一ヶ月コレばっかりやってきた成果を見せる。あとはおなじみの流れで終了。ちょっと人が少なくて反応はよくわからなかった。あと、入場と退場が客席の一番後ろからステージ脇まで通じる通路から行われるのだが、カーテンがあるのに閉まっていないのですべて見られておりとても恥ずかしかった。 一番面白かったのは打ち上げでのTRFの物まね合戦じゃないですかね。
十月二十七日 柏ジャッジ "FRESHMAN'S CUP"

 (w/W'Link/CRAZY SOUL(from.神戸)/the peacocks )

1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.地獄ディスコ
4.抗いて、狩猟へ
5.グラインダー
6.ファンク DE ダムダム団
7.ロンサムビリー

練習に古根が2時間半の超遅刻。その理由をただすと「お前らが下手すぎるからだ。もっと練習しろや」と逆切れされて2時間説教をされた。心を入れ替え望んだ初の柏ジャッジ。嵐がきた。比喩ではなく、アイドルグループのそれでもなく、本物の嵐が来た。リハーサルの時間はまだよかったが、どんどん強くなる風と雨。こんな日は外とか出たくない、心底そう思える天気であり、またフロアの脅威の狭さと楽屋に入るにはステージを通らなければいけないという欠陥的構造と高校生が演奏するラルクアンシエルのコピーバンドが出るという対バンのユニークさで柏ジャッジはワンダーランドであった。高橋がOP/EDもSEを忘れるというアトラクションもあった。
豪雨の中ワンダーランドに訪れる客などいないだろう、と思いきや割りとダムダム団員も集合しており、高校生のバンドの家族とかが見に着ておりさらにワンダーランドっぷりが加速。どりあえずOPSEは無し。MCりから「ヘビイダメージ」で様子を見る。前のほうにいる3歳児がびびってている。その母親は驚愕している。そのまま続けてデストロイしていくうちにわりと空気はよくなり、相変わらず耳をふさいでいる母親を尻目に最前列で高橋の歌う姿を凝視していた。古根が煽り、手拍子なども発生し、最後はEDSEがないので、鈴木が飛び出し上にぶら下がっている幕代わりの電動カーテンを人力で無理やり閉めて終了。カーテンも壊れなかったし、物販も売れたし柏はよいところ。

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十一月二日 名古屋鶴舞デイトリップ

 (w/ザ・ひゃくたたき/貧民ズ/外国ず/ _ _ _ _*)

1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.仕合せ山
4.地獄ディスコ
5.ファンク DE ダムダム団
6.ロンサムビリー

_ _ _ _*(テイヘン)との関西ツアーも2回目。今回は車が借りれず最後の最後まで交通機関の手配で散々揉めた。ダムダム団は明確なツアー車を持っていない上に腰が重いので割りとそうなりがちであり、どこでもドアの早期開発を願います。
結局古根が職場の車を借りなんとかなる。鈴木は仕事をしてから一人新幹線。ひらめの縁側寿司だけで構成された「えんがわ弁当」を車内で食しセレブ気分満載で鶴舞に降り立ったらまだ誰もついていなかった。ライブハウスも開いていないので秋風染みる11月の空の下、一人ニンテンドーDSをプレイする鈴木。他のメンバーおよび_ _ _ _*は名古屋名物からあげラーメンを食べていたそうな。
この日のために高橋はジャズコーラス一台での音作りの練習をしてきた。どこのライブハウスにでも大体あるギターアンプ、それがジャズコーラスである。友人自作のエフェクターを使い、すさまじい音を作り上げてきた高橋。これには納得で、もはやサウンドとしては決定版ではないだろうか。というわけで、前回割と悩んでいた音作りはスムーズに。照明についても「最初はレーザービームを出してください」「ここでレーザービームを出してください」「ここはレーザービーム中心でお願いします」「ここでレーザーを」「レーザー」ととにかくレーザービーム中心の照明作りを行い、気分もばっちり。本番になればぽつぽつと人が集まってきて、準備は万端。セットリストは前回とほとんど変わっておらず。ただそのクオリティを高める、という目的意識の元ガッツリ演奏。それは非常に充実したものとなり、特に古根にだいぶしかられた鈴木の成長が目覚しく、ダムダムとグルーブしていた。観客も熱狂。物販もやや売れ。
たこ焼きをただ食い。

十一月三日 大阪キングコブラ "神風咲企画 【伏竜鳳雛】其の六"

 (w/BEAT☆SOUL(京都)/ANGERS(大阪)/THE MAD DOGS(名古屋)/TRASH(大阪)/The Dickens(大阪)/6L6(京都)/ロッキン幕府(東京)/爆紅(東京)/_ _ _ _*)

1.ヘビイダメージ
2.デンジャラスアンド迷惑
3.地獄ディスコ
4.ファンク DE ダムダム団
5.ロンサムビリー

デイトリップでのライブ終了後、多賀インターに移動。古根は眠すぎて泣きながら運転。仮眠所のベッドが空いていないことをしり絶望。とりあえずご飯を食べようときしめんを食べるが、手違いで半分くらい食べたきしめんの丼の中に一瓶の七味唐辛子をインサートする鈴木。がんばって食べようとして唇が真っ赤になる鈴木。真っ赤な唇で中に入っている麺だけ他の人の丼に移して泣きながら食べ終わったころ、仮眠所のベッドも空いた野で一同風呂に入り、それぞれ眠りについた。
朝起きてまったりと移動して、大阪でご飯でも食べるかねー、というテンションで移動を始めたが、思わぬ大渋滞。今回の大阪のイベントは10バンドくらい出るのでリハーサルの時間も厳守であり、ご飯でも食べるかねー、とか言っている場合ではなく祈るような気持ちで渋滞を抜けキングコブラに到着⇒緊迫の機材搬入⇒殺伐のリハーサルという流れであった。殺伐のリハーサルはしかし、高橋の最高ギターサウンドがここでも威力を発揮したためつつがなく時間内に終わる。_ _ _ _*もリハーサルが終わったのでやっとご飯でも食べるかねー、というテンションになる。散々アメリカ村を徘徊して、「感激たぬき」という店に入るもこれが最高にうまい。ただのチェーン店風なのに安くてうまい。関西と関東の食格差を知らされた瞬間であったがここで鈴木は調子に乗りノンアルコールビールを注文。「やっぱりこういうシュワシュワしたのを飲まないとさー、気分でないよ」という鈴木を尻目に美味を味わい、ゆっくりする暇もなくすぐ本番。なんと鈴木のリズムが崩壊。ノンアルコールビールでもビールを飲んだ気分になっちゃったみたいで、リズムがよれよれになり、なんとなくそのまま演奏終了。そのあとメンバーに平謝りしさらに「財布を無くした」と1時間くらい騒いで結局みつかって本当に彼はダメな大人だと思います。
十一月二十二日 高円寺ミッションズ "Back Quarter JAPAN TOUR 2007"

 (w/Back Quarter(from 台湾)/Rabbit Stuff/深深 /内核の波)

1.仕合せ山
2.ファンク DE ダムダム団
3.ヘビイダメージ
4.グラインダー
5.デンジャラスアンド迷惑
6.ロンサムビリー
7.地獄ディスコ

台湾から来たBack Quarterを迎え撃ち、高円寺ミッションズでライブ。鈴木は仕事のためリハーサルには参加できず、そのかわり_ _ _ _*(テイヘン)のドラムであるちんぱん氏がリハーサルに参加、ドラムをたたく。超やりやすい。鈴木のドラムよりやりやすい。いつもよりテンポが速いのにやりやすい。という感じで鈴木が来たときにそれを伝える高橋。鈴木に「死ね」と罵られていた。
現在潜伏期寒中なので、ほとんどライブをやらないダムダム団。つまり一つ一つのライブが完全一撃必殺でないとならない。関西ツアーを経て完成系に向かいつつある高橋のギターサウンドを筆頭に確実にパワーアップしているライブ力で、1曲目も場の空気を読み急遽「果てまで」から「仕合せ山」に変更。しかし、「仕合せ山」で古根のベースのブリッジが破損。この曲でベースをたたくパートがあるのだが、そこが原因のようだ。とりあえず鈴木はそのまま「ファンク DE ダムダム団」に繋げる様セットリストを変更し、四分打ちをしながら面白い動きをし、間を持たせようとするが、そのまま古根はベースを直しに退場してしまう。しょうがないのでそのまま高橋と鈴木の珍妙なセッションが始まる。このまま30分過ぎたらどうしよう・・・・という気持ちのままフワフワとしたセッションが続く中、古根がやっと登場。「ヒーロー登場」という感じで気持ちが上がるダムダム団。観客の気持ちもそのようで、「ファンク DE ダムダム団」から「ヘビイダメージ」につなぎ、失われた時を取り戻す。今回はトリだったので勝手に曲数を増やして、いっぱいやった。というわけで、今年の総仕上げのようなライブだった。
十二月十六日 柏ジャッジ  "秋茜-AKIAKANE-Maxi single「魂のメロディー」RELEASE PARTY!"

(w/秋茜-AKIAKANE-/VAV/ピンポンダッシュ!!)

1.分水嶺
2.一目惚
3.グラインダー
4.ヘビイダメージ
5.疑いと憂鬱と落日
6.地獄ディスコ
7.ロンサムビリー

やはりこれくらいライブとライブの間が開くといろいろと出来るもので、昔の曲であるところの「一目惚」がセットリストに復活。さらに今回はダンス無しで激ロックというコンセプトの元「疑いと憂鬱と落日」も4月のワンマン以来の演目。練習時からかなりのハードセットになることが予想されたが、だいぶ我々も大人になったので、なんとかなるだろうという楽観の元今年最後のライブに挑んだ。
とにかく狭い柏ジャッジのステージ。しかし狭いだけに他のメンバーの音もよく聞こえ、なによりZAXよりも近いのがうれしい。ダムダム団はZAXよりもジャッジ派です!
1曲目は高橋の弾き語りからスタート。しかしいきなり軽くギターをミスっており、ちょっとコケながら客席から古根と鈴木が入場。そこから地獄のコースが始まり。「一目惚」は今のメンバーになってはじめての披露であるが、成熟したダムダム団のグルーブに乗りロールしていく。ヘビイダメージで鈴木が飛んで、珍しく飛んだ先にあった突起物に手を引っ掛け怪我をする。右手が血まみれになったがむしろ「うわー血だよー」という引いちゃった気持ちで冷静にプレイできた。あとで聞きなおすとやはり動揺していたようで、「疑いと憂鬱と落日」は不安定だった。高橋は最初の弾き語りで緊張していたらしくミス連発だが気にしない。今年最後のライブはおなじみの2曲で締め。さわやかに柏を後にした。ちょっと心残りなライブではあるが、来年に向けて新しいセットリストが試せて満足である。鈴木の傷が結構半端ないことになっており、「全員に病院にいけ」といわれたが絆創膏だけで直した。恐るべきキズパワーパッド。恐るべき鈴木の治癒力と痛みを感じない力。