ライブ日誌2004

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一月十六日 高円寺ショウボート(Red)
(w/六畳人間・メルカトル・ponytail )
1.疑いと憂鬱と落日
2.地獄ディスコ
3.なきどころ
4.(新曲)
5.Machine No.203
6.ロンサムビリー
2003年のピンチをのりきり、(気分的には)好調のダムダム団。しかし早速千葉が「ちょっと出てくる」といったきり開始30分前まで音信不通。帰ってきた千葉に問いただすと「CDをいれる袋を買いに新宿にいったら無くって、あせって渋谷まで買いに行った。テンパってて連絡を忘れた。君たち電話した?(山のような鈴木と高橋からの着信履歴を見て)あっ・・・・・・・。」これ以上何も言うまい。
今回は対バンがわりと下北調であるとの前情報をうけ、鬼のように激しくして対抗しようという気分でセットリストを組む。OPSEもそこそこに大変な勢いで2004年スタート。中音もなかなか。鈴木の「無意識のブリッジ」が炸裂するなど最高だと思ったら「音が悪かった」ようだ。幸先の悪いスタートであった。
一月二十四日 秋葉原グッドマン(strange30minutes!) (w/マスラヲコミッショナー・BLUE III・The Low Numbers・エレキーズ)
1.なきどころ
2.(新曲)
3.地獄ディスコ
4.トラビス
5.Machine No.203
6.ロンサムビリー
ブッキングの誘いがあった際に「ダムダム団に出動命令が下されました!」と言われたらしいグッドマン企画。かなり豪華な面子なのに何故かトリでちょっと死にそうになりながらのオンステージだった。しかし意外と観客も残っておりなかなかの盛り上がり。もはや鈴木のブリッジは無意識ではないのだが、ここは「無意識」ということにしておこう。しかし音が悪かったようだ。なのでCDうれず。それが誰のせいだかはノーコメント。
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二月八日 高円寺二万ボルト(『赤い線を越えて』VOL.7『哀しみのアウトサイダー』レコ発) (w/WHITE LOSER・デジマンズ・KENNY BAKER・table(ex.BEYONDS))
1.トラビス
2.ロンサムビリー
3.ファンク DE ダムダム団
4.なきどころ
5.(新曲)
6.地獄ディスコ
2回連続で音が悪いライブをやってしまったので、今回は特におとに気を使って臨んだ。リハーサルで中音に苦しむも、高橋が「あーわかった。もうわかった」と突然言い出し何故か無事解決。久し振りの1バンド目という事で、テンションの持って行き方がいまいち良く分からずそのままライブに突入。
今回の懸念は新曲で新機軸の「ファンク DE ダムダム団」の出来であった。早めの「ロンサムビリー」から繋げてみる作戦は成功。ノリノリの渦を作り出す。しかし何故かその後だんだんと空気が冷えていく。新曲と他の曲の温度差か?音はいつもよりも攻撃的な音で、わりとよかった様なのだが、セットリスト等や謎の原因で燃え尽きることが出来ないライブになってしまった。
20000Vのドラムセットが新しくなっていたのだが、鈴木は気付かず。後から知らされ鈴木曰く「そういえばシンバルがいつもより・・・・」それに応えるPA女史→「シンバルだけ変わってないよ」 ・・・・・・・・・・・。
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三月十四日 渋谷屋根裏"SHIBUYANE PRESENTS" (w/tricoror・GREEN HORN・the swiss porno・BRANCO))
1.痴人の讃歌
2.ヘヴィダメージ(新曲)
3.地獄ディスコ
4.ファンク DE ダムダム団
5.Machine No.203
6.ロンサムビリー
どうにもこうにもリハから縁起が悪い。千葉のベースは張りたてなのにケースから出すと弦が切れている。高橋がいつも使っている渋屋根のマーシャルのヘッドがない。代わりに歪まないマーシャルのヘッドが置かれていた。なんとか音作りをするも本番の苦戦が予想される。
そして動員は3人。しかも出番はトリ。けっこう入っていた観客も我々のセッティング中にどんどんどんどん帰っていく。もはや笑うしかない。「逆に燃えてきた」と心を煽り、千葉に、スラムダンク安西先生の台詞「君たちは強い」と言ってもらいステージへ。気持ち良くなるくらいスカスカの客席に炸裂するダムダム団。ひたすら炸裂。全て出しきる。これでいい、これがダムダム団だ。そんなことを思いながらステージの幕は閉じた。苦境はここまでくると逆に好況である。
実は、対バン受けが非常に良かったり、CDがちょっと売れたりしたのが心のささえになったことは内緒である。
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四月二日 秋葉原グッドマン"超伝導ミサイル21"  (w/エキスパンダー・bellytree the distortion・theCultStuff・op:ギヤマンヘッズ)
1.ヘヴィダメージ
2.疑いと憂鬱と落日
3.ファンク DE ダムダム団
4.痴人の讃歌
5.(新曲)
6.ロンサムビリー
やたら対バンに知り合いが多いイベント。和やかなムードで進むリハーサルでギターの音作りに異常に苦労する。とりあえず、なんとかするも、これからの課題として重くのしかかる。
ライフのパフォーマンス,演奏に関しては最近上げてきたグレードを保ちつつ、鈴木が「人間じゃない」とコメントされるようなハッスルぷり。しかし、やはり音が良くなかったようだ。ライブハウスの方にも「ロウが出すぎ」との指摘を受ける。「音はよかったけど迫力がない」という意見もあり。bellytree the distortionの音の良さにへこんでしまった。わりと根本的に音の改善を迫られた今回のライブ、収穫としてはバラード調の新曲で人を泣かせたことであろうか。
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五月一日 渋谷屋根裏"PILEDRIVE vol.19"  (w/トマトヘッド、マークスマン、モチモチの木、キラーコンドルズ、REALGOLD、
Tick‐Tack‐Toe、ウラバンビ、バース、henry she was、プロポーズ、ちゃん座 )
1.Machine No.203
2.地獄ディスコ
3.ファンク DE ダムダム団
4.彼岸
5.仕合せ山(新曲)
6.ロンサムビリー
おなじみパイルドライブ。鈴木がスネアを、高橋がファズを新しくし、サウンドも全体的にロウを削るという革命を起こしライブに臨む。前回なにかアレなセットリストを繰り広げてしまったので、今回は最初から手堅くガツンと行くセコいダムダム団。とりあえず、前後に出演しているバンドの爽やかっぷりに関係しているのか、客層がダムではない。1番前で座って鑑賞している人達呆然&くちポカンを目にしながら、異常発汗で終了。
新曲「仕合せ山」を某氏に誉められ、鈴木は「『山の神がドーン』みたいな感じでしょ。山の神が。」とアピール。しかし「全くそんな感じでは無い。ていうか音楽聴いてるときに山の神とか考えない」と一蹴された。
そういえば、鈴木のアバラにヒビが入ったのかもという情報が。
五月五日 高円寺ショウボート"喧噪純情挽歌"
 (w/浅草ジンタ(百怪の行列)・宙ブラリ)
1.仕合せ山
2.疑いと憂鬱と落日
3.トラビス
4.痴人の讃歌
5.ファンク DE ダムダム団
6.彼岸
7.地獄ディスコ
8.ロンサムビリー
ショウボート印藤氏による超豪華ブッキングのスリーマンイベント。スリーマンでトップバッター、人がいないのは格好がつかないという事で死ぬ気で人を呼ぶ。結果45人もダムダム団で入り、対バンのお客さんもオープンからいたので今までに無い入りよう。鈴木のニヤニヤ笑いと千葉の緊張による吐き気が止まらないまま演奏スタート。
ここ最近の曲が中心のセットリストで、「仕合せ山」→「疑い〜」という流れはもう黄金パターンにしたいくらいメタルであった。メタルで良いかどうかは別である。曲が普段より多いのにもかかわらずMCの回数は一緒なので激しく疲労。4曲目くらいで絶命。最前列に一人、常軌を逸した盛り上がりをキープしつづける女性がおり(正体不明)、3人とも「誰だあれは」と頭に巨大なクエスチョンマークが出たまま演奏終了。
ライブ自体のクオリティは高まっている。しかし、新曲郡によるところの方向性の変化に対する疑問や、逆に旧曲をずっとやっている姿勢に対する否定的な意見もあり、あまりにいろんな意見が噴出。また1つターニングポイントが来たのかもしれない。
そういえば、ヒビが入ってるかもしれない鈴木のアバラは意外と平気なのでただの筋肉痛かも、と言う情報が。
五月二十二日 高円寺ショウボート”Sonicly Speaking Vol.16〜2004兄貴グランプリ開幕戦”  (w/9000SONICS・トランポリン・フルスイングバット・イヌトロン)
1.ヘヴィダメージ
2.ファンク DE ダムダム団
3.痴人の讃歌
4.Machine No.203
5.彼岸
6.仕合せ山
9000sonics企画に出演。対バンがほぼ学校の先輩で占められている異常事態にややびびる。出演順が偶然なのか意図なのかわからないが年の順で、ヤングフィーバーな20代後半の我々は1番目であった。
前日に、しばらくセットリストからおなじみの2曲「地獄ディスコ」「ロンサムビリー」を封印することを鈴木が提案。もっと喧喧諤諤の大議論になるかと思いきや、あっさり高橋・千葉も承諾。このあたり、バンドとしての足並みが揃っている、とでもいうのだろうか。いや単にアホなのだろうか。
当初は困難が予想されたが、セットリストを組むのも、演奏するのも、つるっとできた。「高橋再降臨」という技も開発。とりあえず新しいスタートなのである。よそはよそ、うちはうちなのである。
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六月四日 新宿レッドクロス (w/マンホール・エキスパンダー・ヤングブギーズ)
1.痴人の讃歌
2.ファンク DE ダムダム団
3.彼岸
4.トラビス
5.ヘヴィダメージ
6.仕合せ山
リハーサルでレッドクロスに入った瞬間にその外音の生っぷりにビビる。しかし、ダムダム団はアホウなので中音だけみてあとは特に考えなかった。リハのときに某氏に「ダムダム団うまくなったんじゃないの」とコメントされ上機嫌となる。
さて、それが裏面に出たのか、外音は人に吸われてやや散り気味。ステージの狭さに苦労しそれなりにしか動けない状況が続く。問題はいまいちそれを苦境と考えず「まあこんなもんだろう」と思っていた我々の様である。全体的に決定的な問題はないはずなのに、」どこかちぐはぐなステージになってしまったようだ。
「リハーサルのほうが音が良かった」「(期待して見たが)こんなものか」などライブハウスの方に厳しい言葉を頂く。宇宙を目指す我々は全ての人を納得させなければならない。復讐を誓ってレッドクロスを後にしたのであった。
六月十三日 新宿ライブフリーク”三ヶ国狂技会異種ロック激ヤバ頂上決戦!” (w/SPARKY・内核の波 ・る*しろう )
1.ロンサムビリー
2.ダムダム団のテーマ
3.痴人の讃歌
4.ヘヴィダメージ
5.トラビス
6.彼岸
7.ファンク DE ダムダム団
8.仕合せ山
高円寺にある「喫茶プログレ」がきっかけでくまれたイベント。対バンはどのバンドも超テクニカル・変態である。リハーサルでその超絶っぷりを堪能しつつもその客層にどう受け入れられるのかダムダム団。そんな不安でいっぱいでたあった。オープン当初は会場壁際にぐるりと置いてある椅子に陣取る観客の様子はさながら○○○○○の○。不安が大変なことになる。しかし、ダムダム団が出場する頃には会場も埋まり前のほうに来ざるをえなくなった方たちのおかげでテンションは上がってくる。
封印していた 「ロンサムビリー」を主催者の方のリクエストで特別にプレイ。最初は呆然と見ていた非ダムダム団員のみなさんが面白いように引きこまれていく様がステージ上からでも伝わってきたのは意外であり、「ダムダム団が受ける客層」、についての考えがやや混乱。ライブハウスを出たところでキッスをしている日本人と外人のカップルがいたのだが、よく見ると男性同士だったのでさらに混乱。ああ新宿。
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七月一日 渋谷屋根裏 "SHIBUYANE PRESENTS" (w/bellytree the distortion・the swiss porno・ベルノバジャムズ・REEFER)
1.痴人の讃歌
2.ファンク DE ダムダム団
3.ダムダム団のテーマ
4.Machine No.203
5.ヘヴィダメージ
6.仕合せ山
超逆切れのトリ出演"SHIBUYANE PRESENTS" からはや4ヶ月。渋谷屋根裏の方も前回の失敗を活かして2バンド目という早めのブッキングをくんでくれた。この2番目、というポジションが以外といい事に鈴木が気付く。リハーサルが始まるのが遅目なのでゆっくりと朝過ごせる→リハ前に軽く食事→リハ後、待ち疲れも無くいい感じで本番→本番後にやや空腹→ビールがうまい という素晴らしい構図。
そんなこともあってか、最高のライブが渋谷屋根裏にて展開された。今だかってない冷静さでリズムを刻んでいく鈴木。尻を突き出し観客に迫っていく高橋。ぐるぐる回った後マジコケして痛みのあまりしばらく立てない千葉。既存の必殺技に頼らない、現段階での最高の演奏が出来たのではないだろうか。2番目に出演した場合の唯一の欠点はビールを呑みすぎて精算の時点で自分で何を喋ってるかよくわからなくなることである。
七月二十日 高円寺ショウボート”ミサイル兄弟 祝1st アルバムレコ発ライブ”
(w/ミサイル兄弟・disoco20000・ポーキーズ 他)
1.ヘヴィダメージ
2.痴人の讃歌
3.トラビス
4.ファンク DE ダムダム団
5.疑いと憂鬱と落日
6.仕合せ山
ミサイル兄弟のレコ発に出演。熱いご飯を床に大量に床にこぼすのは、人生において最悪の時間を過ごす原因の一つとなり得る。入り前に本日の弁当のためご飯を取り分けていた鈴木はうっかりそれを床にぶちまけてしまった。べたべたしているので掃除機では吸いこめない。ほうきで掃いても集まらないし毛先にくっつきまくる。手で拾い集めるにも量が多すぎる。まったくもって最悪であった。
ライブ前に動員を確認するとなぜか予約分よりも当日の方が多い。フジロック効果か?そのせいかやけに注目度が高いので鈴木緊張。高橋にそれを伝えるも「俺もだ。なんでだろう」と珍しくシンクロ。セットリスト自体は最近の流れをさらに責めモードにしたようなもので、評判は決して悪くなかったが、ここ2回のポテンシャルの上がり方から考えると「もっとできるはず」と思いながら最後まで行ってしまった感がある。たくさん人がいるライブに慣れよう、そして熱いご飯を扱うときは気をつけよう、とアホみたいな反省をした日であった。
七月二十六日 秋葉原グッドマン"超伝導ミサイル21"
(w/チャイナチョップ・ザ バンディッツ・ザ ハングオーバーズ)
1.ヘヴィダメージ
2.トラビス
3.ダムダム団のテーマ
4.仕合せ山
5.ファンク DE ダムダム団
6.彼岸
7.地獄ディスコ
暑い。ダッシュで改札をくぐり抜け、階段を上ったらホームを間違っており、呆然と目的の電車を見送る鈴木の背には大量の汗が流れていた。
リハーサルにてギターの音作りに若干苦しむ。しかしまあグッドマン恒例といえば言えなくもない。本番前に高橋から「脂肪を燃焼させてエネルギーに換えるアミノ酸の粉」が支給された。しかしこれが曲者。ライブをやってもいないのに黙って立っているだけで汗が出てくる。
本番開始10秒で汗が大量に噴出。もともと発汗量の多いバンドで、しかもいつもより長めのセットリスト。粉薬ドーピングが加わったそこに待ちうけていたのが死でなくてなんであろうか。得に3→4→5の連続は全員に三途の川を見せたという。音自体は大分改善されてきた様で、これは成長の証である。人も結構いたのに緊張しなかったし、フジロックに繋がる演奏が出来たのではないだろうか。しかし、ライブ後グッドマンの方にダムダム団のこれからについてガツンと指摘される。そしてまた壁が一つ見えてきたのである。壁は超えるためにあるのだ。
七月三十日 苗場スキー場"フジロックフェスティバル”ROOKIE A GO-GO”"
(w/東京リズム・アナログフィッシュ・FLUID・SAKE ROCK)
1.ヘヴィダメージ
2.地獄ディスコ
3.トラビス
4.ファンク DE ダムダム団
5.彼岸
6.ロンサムビリー
6月のエントリー以来、右に左に大騒ぎだった日々もとりあえずはこの日で終結のフジロック出場。朝、運転手voodooman斎藤氏が運転するボルボに荷物を積み込み苗場に向かう。道中で1番浮かれているのはやはり鈴木であった(腰につけているむぎわら帽子をドライブインにてかぶって記念撮影、「フジロックに行きたいかー」と絶叫して後部座席のメンバーに問いかけ無視される 等)。

前日になって高橋のコネによりライオンズマンションに激安で泊まれることになり、一旦荷物を置いて会場入り。しかし、鈴木は意地でもテント生活がしたいらしく、一人テントと全ての荷物を持って会場入り。ルーキー出演者の旨が記載されている駐車券を見せると、それまでぞんざいな対応だった警備員の方になぜか「あっ・・・・すいません」と謝られる。軽くプチロックスターを味わう気分のであった。集合時間までまだ時間があったので、みんなフジロックを楽しむことにしたが、入場ゲートをくぐった瞬間に3人とも別々の方向に向かうのその息の合わなさで今日の夜は大丈夫なのだろうか。

雨模様の中、いよいよリハーサルのため集合。ちゃんとと楽屋があったり、ドラムセットがカノウプスだったり、セッティングを手伝ってくれる人が沢山いたりしてまたプチロックスター気分。
しかし、ここで高橋の様子がおかしい。マーシャルから音が出ないのだ。まさかマーシャル無しでライブをやるハメに!?と危惧を抱くもなんだからわからないうちに音が出るようになって無事解決。
しかし、ここで千葉の様子が高橋にましておかしい。ベースの音が出ない・・・・・・・。アンプのせいでもなく、シールドのせいでもなく、ベース本体から音が出ない・・・・・・・・・。猛暑の中の車での移動によってボリュームポットの接触がおかしくなってしまった様だ。千葉のベースは5弦。換えのベースなど無い。修理したくても構造が特殊で修理が出来ない。3人の目の前が真っ暗になる。演奏中止か。

しかし、対バンの方のベースを貸していただき、リハを凌ぐ。そしてリハの間に換えの4弦ベースを緊急で用意していただいた。なんとか演奏は出来そうだ。もちろん5弦ではないので万全ではない。5弦でないと出来ない5曲目にやる予定だった「仕合せ山」をセットリストから外し、「彼岸」を投入。千葉も壊れたマイ5弦ベースの1弦を外し、4弦になれるため本番まで必死に練習をする。時間はいくら合っても足りないが、さっきまで降っていた雨も止んだ。本番がついに始まる。

音が出た瞬間ベースがリハと違うので聞こえずらくびびる。神経を集中させて音を合わせ、がっつり演奏して鈴木が飛ぶ→ブレイク。再び曲が始まった瞬間、今まで聞いたことが無い大きな歓声が。ふと客席を見ると、いつのまにか来たのだろう、たくさん人がいた。こうなれば、ダムダムペースだ。かってないダムダムペースであった。鈴木が地獄ディスコにおいてカルメンサービスを披露するとなぜかそれに合わせて手拍子が。
千葉も借り物のベースでテンパっていたが、観客の好リアクションにハッスル。高橋はわりといつも通りであった。というか、後でビデオを見なおすと全体的に我々はいつも通りであった。それがあの場にいた大勢の人達にとって、何かを残すものだったのだろう、全く帰ろうとしない観客。とにかく盛り上がる。鈴木のMCが綺麗に空回っても余裕だ。急遽差し替えた「彼岸」から、万感の思いを込めて「ロンサムビリー」を苗場の夜空に響き渡らせる。演奏が終わり、再び日常が始まる。しかしこの瞬間だけはハリウッド。

ライブは大団円で幕を閉じた。残り2日間思い思いにフジロックを楽しんだのであった。上記以外の事件を箇条書きで紹介しておこう。
・鈴木が飛んだ瞬間ドラムセットが壊れてフジロックの人に超怒られた
・フジロック用のフライヤーを会場内で配っていたら千葉が怒られた
・そのフライヤーのフジロック出演日が「7/31(金)」となっていた(三千枚刷った)
・千葉がプライマス観戦時、鬼のようにはしゃいで高橋ドン引き
・鈴木がテントをはるのに1時間かかった(通常10分)
・そのテントに結局1日も泊まらなかった
・そのテントを三日目に回収しに行ったら崩壊していた
・3人が共通して観戦したアクトが全く無く、帰る途中フジロックの話をしても大して盛り上がらなかった
・唯一共通して見ていたのは○○○○○○で、しかも○○○○は○○○○だ、みたいな話だった
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八月七日 渋谷屋根裏"渋谷ハードボイルドvol.4" (w/ロンバルティーンズ・毛皮のマリーズ・ファズフロウト・マークスマン)
1.ヘヴィダメージ
2.ダムダム団のテーマ
3.ファンク DE ダムダム団
4.トラビス
5.Machine No.203
6.仕合せ山
フジロックの興奮も大分落ち着いた、マークスマン企画に出演。とりえあずベースは応急処置で音が出るようになったのでいつもの5弦を使用。リハーサルで一瞬音が出なくなりヒヤっとするが高橋が暴れすぎてベースのエフェクターを踏んでいたようだ。人騒がせである。
いつもの客層とは違うやや大人な雰囲気のなか我々の出順がまわってくる。そしてガツンとかますためにもヘビイダメージからスタート。そこから一気に3曲立て続けでやるがよくわからない反応である。そうなると張り詰めてる我々の気分がそのままロケットスタートで、嵐のようなテンションになってしまい終了後「ものすごいテンションだった」「気負いすぎの感」というまさに表裏一体の意見を頂く。それはそれでいいのか。「気負いすぎ」というのは我々を愚かさ象徴するような言葉でもある。そして、その愚かさがダムダム団である、とも言える。でも風格も欲しいなあ。とか思うのであった。
八月二十日 8月20日(金)秋葉原グッドマン "ALTERNATIVE ELEKI-TOWN"  (w/tacobonds・バリルブロンコ・SALADABAR・半宇宙(群馬) )

1.仕合せ山
2.痴人の讃歌
3.ヘヴィダメージ
4.ダムダム団のテーマ
5.ファンク DE ダムダム団
6.疑いと憂鬱と落日
ベースを修理に出し、4弦のジャズベース(not フェンダー)を身に纏いニュー千葉が登場。リハで早速「爆音じゃない」とスタッフ赤井嬢にダメだしされる。その後緊急会議を開きリハよりもさらに中低音をあげよう、ということになり、急遽本番前に音を変える。
本日のグッドマンは、やたらと人がたくさんいる。そしてやけにダムダム歓迎ムードであった。一曲目「仕合せ山」が始まる際に行ったハリウッドな演出がもうバカウケ。そのまま異常な盛り上がりはキープされ、いつもはがんがんから回る鈴木のMCが何も面白いことを言っていないのにひ「しかしっ」と一言いっただけで大爆笑。いったい何が起きたのか?と思いながらラストの曲紹介をしようと思った鈴木、曲名を失念してしまった。
「じゃあ最後の曲。疑いと、・・・・・・・・。・・・・。****と(ボソボソ行ってごまかす)、落日!」何とかごまかせたようだ。
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九月四日 9月4日(土)池袋手刀 "Very Ape企画−戦慄のオルタナティヴ地獄Vol.2" (w/股関節脱臼家族・姫ロックス・ROSSANNA・Very Ape )

1.仕合せ山
2.(新曲)
3.トラビス
4.ファンク DE ダムダム団
5.地獄ディスコ
6.ヘヴィダメージ

雨が今にも降りそうだったがリハの間は何とか持ちこたえる。オープンするころに「このまま天気がもつといいな」と外に様子を見に行ったら土砂降り。鈴木は最強の雨男だ。「この中に雨バンドがいる」と誰かの声が聞こえてきたので知らん振りをする我々。緊迫した中(うそ)で本番が迫る。
我々のライブに最近が殺気が足りていないのではないか、歓迎されているために緩くなっていたのではないかという話し合いをしているところに、千葉が本番前にキャッチした非ダムダム団員の女子高校生(以下JK)の発言「やっぱりなんだかんだいってビジュアル系だよねー」を全員に報告。「JKは最高だな。本当に最高だ(She is my enemy)。」と殺気を固めステージに上がる。
1曲目「仕合せ山」でとりあえあずものすごくガツンと決める。そのまま新曲につなげる。トランスエイジのガレージロックンロール的この曲で観客を揺らすつもりがなんとスネアスタンドが突然壊れ、ドラム演奏ができなくなるハプニング。あわや初の演奏停止かと思われたがAメロのオケをドラムレスでセッション。その間にドラムを直してそのまま演奏リスタート。なんとか崩壊は免れたのであった。そんなこんなでその後異常に消耗してしまい動きがやや鈍くなってしまい、殺気どころの話ではなくなってしまった。しかしCDがやたら売れたのでいいか、と打ち上げで泥酔し椅子から転げ落ち暴言を吐きまくる鈴木は駄目。要反省。

九月十六日 新宿レッドクロス  ”三者択一”  (w/スランキーサイド・チャーリーバイセコー)

1.ヘヴィダメージ
2.痴人の讃歌
3.ファンク DE ダムダム団
4.(新曲)
5.仕合せ山
6.分水嶺
7.ロンサムビリー

前回のレッドクロスにてかなりの負けを喫したにもかかわらず、スリーマンのトリというポジションで登場。ものすごいプレッシャーとともに対バンを鑑賞。たくさん人が入っているのだが、「きっとこれは帰ってしまうだろう」とダムダム思考(マイナス思考)で本番を迎えた。そして意外と人が残っていることに驚き「フジロック効果かしら」と思う。
そして演奏が始まってもその観客が一切帰らなかったのは日ごろの行いが良いせいか。いやむしろ日ごろの行いが悪い我々としては演奏が良かったんだろう、と言うわざるを得ないところである。とにかくこの日に照準を合わせて「狭いステージ対策」を施し、復讐を誓いひたすらアクションの練習をした甲斐があった。千葉いわく「ステージがこの前より広く感じた」とのこと。特に痩せた訳でもないのに。
上機嫌でレッドクロスを後にし打ち上げ会場喫茶「プログレ」にて本日のライブ録音を鑑賞した。ところが鈴木が超ハシっており他の二人もついていけず、演奏がわりと酷かったため、パーティ気分は一気に反省会の方向に。聞かなきゃ良かった 。

九月二十四日 下北沢屋根裏 ”異形の宴その1”  (w/メトロオンゲン/STAN/咽笛チェインソ/マサーシー&THE HEARTBREAK BROTHARS/六畳人間)

1.果まで(新曲)
2.ファンク DE ダムダム団
3.ヘヴィダメージ
4.トラビス
5.仕合せ山
6.疑いと憂鬱と落日

千葉が前バンドの際に屈辱をを受けたり、まあ色々となんかあって下北沢は避けていたが、ついに下北上陸。ビルB1Fのボクシングジムがくさいとは聞いていたがここまで臭いとは・・・。人間の体臭の可能性に衝撃を感じながらリハに突入。下北沢屋根裏は非常に狭いので、音が生っぽい。なので人に吸われることを予想して高音をキツ目に設定。しかしあまりにキツくし過ぎて軽く眩暈に襲われる。こういうときは必殺「店の人に聞く」である。店の人に聞いて微調整をし、本番に臨む。
楽屋とステージがつながっていないため、特殊入場(内容秘密)で登場。前回ものすごく反省した鈴木はハシらないように超気をつけていた。その成果もあって演奏がかなりいい。しかし、3曲目「ヘビイダメージ」で鈴木が飛んだら飛びきれずにドラムセットに引っかかりそのまま前に一回転→ドラムプチ崩壊。その後もシンバルのネジがバカになり一本シンバルが使えなくなるなどドラムセットにさまざまなトラブルが降りかかりった。結果つなぎなどがややグダグダになった節もあるが、そこはそれ、全体的な演奏は前回のレッドクロスの5億倍くらい良かったし、デストロイなライブということにしておこう。
用意してきたビデオも売り切れ、ホクホクのうちに家路に着く。雨が途中で降ってきたので傘をさそうと思ったらいきなり傘の部分と柄の分が分離してデストロイ。そんなオチか。

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十月三日 渋谷屋根裏 ”REEFER PRESENTS『DEBASER! vol.2』”  (w/REEFER・MEAT EATERS・惑星 NOWEARMAN)
1.ヘヴィダメージ
2.ダムダム団のテーマ
3.ファンク DE ダムダム団
4.痴人の讃歌
5.果まで
6.仕合せ山
リーファー企画に出演。とても豪華な面子なので、鈴木の弁当の海苔巻きもすじこ入りである。修理に出していた千葉の五弦ベースが戻ってきて、ついにダムダムサウンド復活である。リハーサルでギターの大きさで揉め、最終的に中間意見を取ることになった。
 他バンドが最前列まで客がいるのに対して、ダムダム団では一番前が空く。これはむしろダムダムペースである。殺気を充満させて登場。1〜3曲目まで立て続けに演奏し、一気に客席の空気をつかむ。しかし、そのあとの2曲がまずかったようだ。曲の出来云々より、配置の問題であろう。もともと4,5のリフは似ているのでそのせいもあってか、セットリストに単調な印象を与えてしまったようだ。ラスト「仕合せ山」である程度挽回はしたものの、突き抜けるほどには至らず。自分たちにとっては相当のやりようだったにもかかわらず、いまいちそれがノリにつながらないライブになってしまったようだ。最後にエンディングSEが流れないというおまけ付であった。
十月七日 秋葉原グッドマン ”カウパイナンナイロッカンニーズ企画「狂気の沙汰」第弐弾”  (w/カウパイナンナイロッカンニーズ・射手座流星群トライベカ・piggy bank・worst taste)
1.ヘヴィダメージ
2.ダムダム団のテーマ
3.ファンク DE ダムダム団
4.彼岸
5.地獄ディスコ
6.仕合せ山

カウパイナンナイロッカンニーズ企画に出演。秋雨前線と台風の狭間の快晴。鈴木の雨男もどこへやら、である。前回グッドマンで演奏したときはベースがあまりにしょぼかったらしく、逆のそのショボサが良さにつながった(?)という意見もあったがやはり高いベースは音が違う。リハ終わった後にPA某氏より「この前よりぜんぜん良いね」とお褒めの言葉をいただく。
オープニングはくどいまでにハリウッド。照明さんと念入りな打ち合わせにより「ライトオンライトオフ」という技が生まれる。前回の反省を生かし、真ん中で「引き」の部分を作り、そのあと一気に2曲やて終えるというMC1回のセットリストの効果は良くわからなかったが、とにかく演奏と音が安定していた。週一でライブを、そしてその屈辱と喜びを味わってきたのは伊達ではなかった。やっとここに来て成果が出てきたのではないだろうか。最後までガッツリとプレイ。スタッフ赤井嬢も「今まででも最高の部類に入るライブ」とコメント。そのほかにも「一皮むけた」「別のバンドかと思った」など成長したダムダム団の噂がそこかしこで囁かれていた。そして「ゾンビ鈴木」と「ロボ鈴木」という技が追加された。

十月十七日 渋谷屋根裏  (w/kavanz・アーデル・perfect piano lesson・コズモノーツ・savarah・ANOYO)
1.仕合せ山
2.果まで
3.トラビス
4.ファンク DE ダムダム団
5.ヘヴィダメージ

7バンド出演するというなんとも無謀な渋谷屋根裏企画。しかしリハーサルは時間通りにみんな終わらせ、オープンも時間通りであった。それぞれ強者である。1バンド25分という短めのセットリストではあるが、ダムダム団は6番目。はるか先であり、予想通り待ち疲れ。そんななか千葉は受付付近で「体力の消耗を防ぐ」と微動だにしなかった。
本番は、25分なので5曲サーっとやって帰るというセットリストであった。音を出してみたら中音が最高。今まででも屈指の中音の良さである。やっていて非常に気持ちがいい、というのはこういうことかぁ、と初めて思ったとか思ってないとか。
 そして気分のいいまま最後までプレイしたが、どうも2曲目、新曲である「果まで」が受け入れずらいらしく、そこでいったんノリが落ちる様子であった。わりと評価が分かれる曲ではあるが、本人たちが「わかりやすい」と思って作ったものを「わかりずらい」と評価されるのは最悪ではないだろうか。ライブ自体も「悪くは無かった」とかそういう意見が多くダメである。「悪くは無かった」というのも最悪ではないだろうか。とりあえずいろいろ考えよう(←と宣言でもしないと考えないので)。

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十一月三日 高円寺ショウボート ”ハイジャンプ 04”  (w/the dread naughts・キッチンゴリラ・東京スポーツマン )
1.ヘヴィダメージ
2.痴人の讃歌
3.引越し(仮・新曲)
4.ダムダム団のテーマ
5.ファンク DE ダムダム団
6.仕合せ山
オープン後、やってきた高橋の彼女が、鈴木に「あげようと思っていた」と取り出したのはタオル。黒地に白く薔薇が施されており、タオルいっぱいに赤で広がる文字は「YOSHIKI」。YOSHIKIタオルであった。鈴木は狂喜して物販のところに貼り付け「YOSHIKIタオル、非売品」と意味の無いディスプレイで自分の喜びをアピール。
 とりあえず1曲目「ヘヴィダメージ」、つかみとしては抜群である。音も結構良いようだ。しかし、なぜかその後どんどん音が悪くなっていったようで、そのままなじみの無い新曲のプレイもたたり、わりと芳しくない評判であった。問題は、プレイしている本人たちは「かなり良かったのではないか」と思いながらステージを降りたことである。最近自分達の感触と、実際のリアクションとの差がやけにあることが多い。これは問題である。どうも新曲含め、また壁にぶつかっている気がする。
それにしても、高橋の彼女が5枚で1万円の、「X」タオルセットを買っていた過去、というのは闇に葬り去るべきなのか。
十一月十五日 渋谷屋根裏  (w/the swiss porno・cloudnine・reefer・healthy student)
1.ヘヴィダメージ
2.トラビス
3.ファンク DE ダムダム団
4.彼岸
5.仕合せ山
6.地獄ディスコ
新曲に関しては一度引っ込めて、もう少しいろいろ考えてみようということになり今回のセットリストは新旧取り混ぜたものになった。わりと「散る・細い」といわれているギターの音も今回は、アンプをいつも使っているものではなく、ビンテージ物を使った。かなりゴンゴンした音になったようだ。PAの方が初対面にもかかわらずいい仕事をしてくださり、対バンで今日ライブがあることを忘れていたバンドがいて出順が変わったこと以外は特に何も無く本番が始まる。
笑ってしまうほど客が呼べなく「コリャ逆切れの日だ」と思ったら意外と歓迎ムード。本当は「ロンサムビリー」をやる予定だったラストもリクエストが入ったので急遽「地獄ディスコ」で〆。対バンの観客がCDなどを買ってくれたので、その売り上げでノルを補填するくらい金が無いダムダム団であった。しばらくはこのような総括的なライブが続くのであろうか。バンドが次のステップに行きたがっているのに3人がついていけない感じがするので困ったもんだ。
十一月二十五日 初台ドアーズ ”東京音楽事情 〜天の邪鬼の予言 其の一〜
 (w/ミルキージャックブードルズ・GENTLMENEUNDERWEAR・COSMIC☆PHARAOH・ハングオーウ゛ァーズ )
1.仕合せ山
2.ヘヴィダメージ
3.ダムダム団のテーマ
4.ファンク DE ダムダム団
5.疑いと憂鬱と落日
6.地獄ディスコ
ミルキージャックブードルズという、若い女性のバンドの企画に何の間違いか誘われた。しかも初台ドアーズという高級感あふれるロケーションにお洒落感満載な対バンと非ダムダム要素満載であった。楽屋に「冷蔵庫に入っている水とお茶はご自由にどうぞ」と書かれていたので喜び勇んで冷蔵庫を開けると空っぽ。水道水を飲めということか。リハーサルで「もっと大きい音出せますか」とPAの方に注文を出すと、「上の店から苦情が来るので無理です」といわれた。後に高橋が「上の店買い取っちゃえばいいじゃん」と無責任なコメントを出していた。
まだ新曲は仕上がらないので安定したセットリストであるが、最初のほうで飛ばしすぎたため最後のほうになるにつれ見てるほうがつらくなってきてしまったようである。もう少し起伏があったほうが良かったか。
十一月二十七日 11月27日(土)秋葉原グッドマン ”STRANGE 40 minutes!”   (w/エキスパンダー・チャイナチョップ・BRUCE DURIAN the WILD)
1.痴人の讃歌
2.疑いと憂鬱と落日
3.地獄ディスコ
4.仕合せ山
5.ヘヴィダメージ
6.ダムダム団のテーマ
7.ファンク DE ダムダム団
25日のライブに続き、連荘である。鈴木はここのところ休みが無いのでグロッキーになっていた。さらにライブ前にエキスパンダーの方々とへこむ様な話をたくさんする。そしてわれわれの前にエキスパンダーのすごいステージングをみて「ああーつらい」。どんどん下がるテンションである。
いつもより1曲多いセットリスト、やる曲は25日とほとんど変わらないが、エキスパンダーのあとにいきなりハイテンションでもしょうがないので、1,2,3とじわじわと盛り上げていく方向で持っていった。しかもなんだかMCがやたら受ける。そして残り4曲、今の持ち曲の中での必殺を炸裂。最後は演奏中に幕を下ろしてもらい、演奏終了と同時に幕が閉じるというグッドマンならではのハリウッドで終了。しかしである。千葉のベースから音が出なくなったりしていた。原因はただ単にシールドの不良であったが、千葉がそれを知りながら、なんかガムテープみたいので補強して大丈夫ヅラしていたところが問題なのである。いわば骨折してるところに唾塗って「痛くなーい」とか行ってるもんだろう。千葉のアホ。
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十二月四日 12月 4日(土)高円寺ショウボート”兄貴のいけにえ”  (w/フルスイングバット・トランポリン・金色夜叉 ) 
1.トラビス
2.痴人の讃歌
3.ヘビイダメージ
4.ダムダム団のテーマ
5.ファンク DE ダムダム団
6.彼岸
7.仕合せ山
フルスイングバット企画に出演。出演バンドがひとつ決まらず、それに伴い出演時間も長くなった。セッティング込みで50分という長丁場を与えられたのだが、練習してみたら40分くらいで力尽きたので「これくらいでいいか」とやや短めで挑むことにした。ダムダム団の前は超特殊バンドのトランポリン。彼の空気に場が支配された後であろうから、前回クールなスタートで気を良くした我々としては柳の下のドジョウを狙いたい、ということで1、2とクールに責めたあと3曲目「ヘビイダメージ」で決める、というセットリストが正解であろうと判断。
しかし、セッティング中にまたもや千葉のベースの音が出なくなる。原因がわからないがとりあえずエフェクターを全部はずせば何とかなるようなので、エフェクター無しの演奏となった。そのままライブでの千葉のテンションもがた落ち。さらに客のテンションもがた落ち。セットリストがこずるい感じだったのが逆効果であった。久しぶりに完全なる負け戦である。千葉のテンションに釣られたほかの二人も悪いとは言え・・・・・・。千葉の、千葉のアホ!!
十二月十六日 12月16日(木)新宿レッドクロス  ”激情シックス” (w/ bellytree the distortion / ベルノバジャムズ / けものがれ / カウパイナンナイロッカンニーズ)
1.ヘビイダメージ
2.ファンク DE ダムダム団
3.ダムダム団のテーマ
4.フォークソング(新曲)
5.地獄ディスコ
6.仕合せ山

前日の練習にて千葉のベースが再び壊れていることが発覚。またもやの失策に他二人激切れ。今後また千葉が何かやらかしたら「千葉マジック」と呼ぶことに決定。
とりあえず応急処置を施し、難を逃れた千葉ベース。今回のイベントはわりと知り合いばかりでなんだか学校みたいだった。1曲目おなじみ「ヘビイダメージ」のイントロで一趣向凝らし、キメのオンパレードから曲になだれ込む方式をとったところこれが馬鹿受け。その後は最近の必殺の流れでガツンと客をつかむ。全体的には勝ちのだったが新曲「フォークソング」の受けが非常によろしくなかった。「ダムダム団らしくない」というのが主なアレのようである。歌物的なこの1曲、新たな流れになるかもしれない。もう少し様子を見てみよう。
今度、レッドクロスに高級ドラムセット(木が薄いので乗ると壊れる)が導入されることを聞き及び、「次からは飛ばないです」とレッドクロスの方と約束した鈴木の後姿はちょっと切なげだった。

十二月三十一日 12月31日(晦)秋葉原グッドマン (w/Japonica'04/ヨシュアカムバック/tacobonds/ ダムダム団/bossston cruising mania/tricoror/ 水中、それは苦しい/カウパイナンナイロッカンニーズ/ ビイドロ/ジャンクションピーク/タイカップ 他)
1.地獄ディスコ
2.ファンク DE ダムダム団
3.ヘビイダメージ
4.仕合せ山
年末はずっと二万ボルトでやっていたのだが、今年はグッドマンで演奏。しかし、演奏時間が20分。毎年恒例の「ダムダム時間のカウントダウン」などを含めるため、曲数が非常に少なくなってしまう。去年まではあまり考えず通常セットリスト+カウントダウンでやっていたため、時間が押しまくっていたのであるが、今年一年でだいぶ大人になったのでそのあたりを考えるようになったのは収穫である(遅い)。
では休憩なし、やったら必ず盛り上がる曲しかやらないセットリストで行こう、と考えて組んだら左のようになった。気づけば今年作った曲ばかりである。一年間やってきたことが無駄ではなかったことの感慨にふけりながら「地獄ディスコ」。自分の出番が終わった対バンの方々が無責任に盛り上がる。その無責任さは我々が生涯見た中でもかなりの無責任具合であった。火に油を注ぐようなセットリストは功を奏し、どんどんあがっていく会場を見ていて、まだダムダム団はやってけるなぁと思いながら無事2005年(ダムダム時間)を迎えた。そして、鈴木が持ってきたつまみは勝手に食われていた。