ライブ日誌2001

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
一月十二日 秋葉原GOODMAN(歪(HIZUMI)vol・1) (w/ベリートゥリーディストーション・サンボマスター・japonica2000 他)
1.i/o/d
2.笑い死に
3.ダムダム団のテーマ
4.ザ ミドル
5.Mr.E
6.地獄ディスコ
7.ロンサムビリー
ベリートゥリーディストーション企画のライブに出演させてもらうことになるが、普段と比べてチケットのノルマが非常にきつくややモチベーションが下がるがそこは気合でのり切る。
鈴木がリハ終わりでいったん学校に行ってから出演と言うハードスケジュール(森首相並) のため、ライブ前には体力が失われており、テンポ的にやや遅めとなるが、その分演奏は落ち着いていたと言う意見もあり、どっちがいいのか困る。
体力は握力にも関係してくるらしく肝心のところでスティックを落としまくる鈴木(ロンサムビリー ・地獄ディスコのイントロ他計四回)。シールドの断線等も有り、トラブルが多めのライブであったが、 そのテンションによりグッドマンは隣のイケベ楽器およびアニメイトと一緒に崩壊した 。
後に残されたアンケートがなかなかの回収率で、三人はそれは満足げだったと言う。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
二月二十一日 高円寺二万ボルト (w/
1.笑い死に
2.シベリア行き
3.拝狼
4.シュラガイバンカ
5.地獄ディスコ
6.Jumb Viking
7.ロンサムビリー
高橋ギターを換える。16万円のファイヤーバードをローンで買う。しかもアンプJcとマーシャル両方使って音圧を上げるという技も覚える。ところがこれが賛否両論で、千葉いわく「初めての試みだし改善の余地がいくらでもあるでしょう」ということだが、ダムダム団の音楽的要素の中で一番の不安要素がなかなか解消されずやきもきする者も。
年が明けてからの二万ボルトは初で、対バンがパンク系の若者。彼らが人気者のため異常に観客がいた。「すわ これでおれたちも人気者か」と心がはやるも、パンクな若者の女子の心はぴくりとも動かず撃沈。少しへこむが動員数の多さと初売りだしのCDの売上のため初めて黒字になったためその後の飲み会はパラダイスであった。

01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
三月十八日
高円寺二万ボルト(manic dipression) (w/the tag 他)
1.拝狼
2.笑い死に
3.シュラガイバンカ
4.ザ ミドル
5.Mr.E
6.スナイプ
7.ロンサムビリー
the tagの企画ライブに出演させて頂く。「対バンはどんなかな」とリハを見ていると、the tagとダムダム団以外非常にドゥーミィ&ファスト&ヘヴィな方々。ダムダム団完全に浮きまくり。1バンド目ということもあって若干少なめの観客で演奏スタート。前方半径3メートル以内に観客がいない辛い状況だったが、それを克服せんと自然に演奏にも力が入る。しかし高橋はプレッシャーのあまり演奏を間違えまくる(後に「20000Vの魔物に飲まれた」とコメント)。千葉は「拝狼」の際、足を捻りアクションがめっきり減る。鈴木は新アクション「ドリル頭」を披露するなど一人好調だった様子。某女史(ドラマー)が「早速ライブで真似するから」といっていたので「アクションにも著作権があればいいのに」と思ったとか。
そんなことも影響したのか最後まで半径三メートルの空間は埋まらなかった。三人の思いが今ひとつ噛みあわなかったようにも感じたライブであったが、その後撮ってあったビデオを見て三人が口を揃えていった事と言えば 「おれたちってかっこいい〜」。数々の課題がその一言で流れ落ちていった。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
四月四日 新宿WALL(ちょっと一言よろしいかしら?)
(w/雪崩式 他)
1.I/O/D
2.拝狼
3.Mr.E
4.地獄ディスコ
5.ある流刑地の話
6.笑い死に
7.ロンサムビリー
雪崩式の企画で新宿の隅っこに赴く。出演バンドのドタキャンによるノルマの跳ね上がりに「WALLは安い」とたかをくくっていた三人は苦しむ。戦うべきは自分ではなくまず貧困であると痛感。
滑り出しは、難易度の高い「i/o/d」を割合うまくやり順調かと思われたが、「拝狼」で千葉のベースの音が出なくなる。高橋おおいに動揺する。鈴木は冷静かと思われたが千葉の分をフォローしようと張り切りすぎブレイクで椅子から転げ落ちそうになる(無事生還)。
崩れたかと思ったがその後持ちなおし、自己採点的には鈴木「Aマイナス」高橋「Cプラス」千葉「ノーマネー」という形で、最近調子がいい鈴木の一人勝ちに終った。自信作なのにいまいちリアクションが薄かった「Mr.E」が本日は大好評だったのでかなりの励みに。
ダムダム団初観戦の某氏より「なめてた。すごい」とのコメント。なめられないようにしようと思った。
四月二十六日 高円寺二万ボルト(limiter cut vol.2) (w/FOOL SIDE 他)
1.シュラガイバンカ
2.一目惚
3.スナイプ
4.ザ ミドル
5.拝狼
6.Mr.E
7.ロンサムビリー
FOOL SIDEの企画に出演。一バンドめの「わんぱく小僧」が奏でるプロレタリアロックに軽い衝撃を覚える。
高橋が前日に仕事中事故に会い、左手親指を負傷。パワーコードを押さえるたびに苦痛に顔をゆがめるほどで、かなりの不安材料を抱えながらステージに立つ事になる。一曲目「シュラガイバンカ」時、照明をずっと逆光のまま演奏しきり、「一目惚」に入る瞬間から大爆発、というハリウッド並の演出がばっちり決まり、観客も大爆発。かと思われたが意外と新曲である「一目惚」の受けが良くなくちょっとがっかり。
終演後、高橋は演奏の出来云々よりも、痛みに堪えた自分に対して絶賛を惜しまなかった。そんな中、撮ったビデオで高橋のアクションをチェックした鈴木が「 体がまっすぐになり過ぎ」と指の痛みをまったく無視した辛口のコメント。
「後ろからチョークスリーパーを決めようかと思った」(高橋談)
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
五月二日 渋谷ラママ(男どアホウサンボマスター Vol.1) (w/サンボマスター ジャックバドラ 他
1.Jumbo Viking
2.一目惚
3.ダムダム団のテーマ
4.Mr.E
5.ある流刑地の話
6.ロンサムビリー
7.地獄ディスコ
サンボマスターのレコ発。山のように詰まれたCDが飛ぶように売れ行く様を見て「最初は結構ハケるんだよなあ」と毒づく鈴木、「大人はそう言うことを言わないもんだ」と高橋に注意を受ける。
今回のオープニングはラママのステージ構成を生かした相撲入場。1バンド目である悪条件や、「ラマママジック」という前回のトラウマを跳ね除けるような順調なステージング。五曲目「流刑地」⇒「ロンサムビリー」で終りかと思わせておいて最後に響き渡った「地獄ディスコ」のお経。ラママならではのミラーボールも回り、オーディエンスは大興奮。ブレイクの部分でサンボマスターの山口氏がステージに闖入し合掌して帰っていった。 そういう事が初めてだったので 鈴木は嬉しく感じニコニコしていたが、フロントマン二人は「おいしいとこ全部持ってかれた」と憤怒の表情を隠せず(かなり誇張)。
対バンのジャックバトラのベースの人があまりに千葉に似ていた(体つき・動き・眼鏡っぷり全てにおいて)。
千葉の今後がメンバー間で懸念されている。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
六月六日 高円寺二万ボルト(最高の夜 vol.1)
(w/ブラキオサンバースト Jr・WHITE LOSER・9000SONICS・サンボマスター)
1.地獄ディスコ
2.一目惚
3.拝狼
4.ザ ミドル
5.Mr.E
6.地獄ディスコ(2丁目)
7.ロンサムビリー
ダムダム団が自ら企画した「最高の夜」。見事に鈴木(雨男)が雨を呼ぶ。初めての企画なので人の入りが心配だったが、かなりの動員。遂に初回を抜いたかもしれない。最初に「地獄ディスコ」を持ってくることによって(ハリウッド並の演出付き)観客の興奮を沸点まで持っていきそのまま「ヒトメボレ」に突入、と行きたかったがなんといきなり高橋のギター弦切れ。鈴木は死ぬほど動揺するがそれを一切見せず愉快なロングMC(ダムダム団が常に金儲けを考えていることの暴露を含む)で乗り切る。
長い間暖めていた「地獄ディスコ2」も遂に発表。暖かく迎え入れられるが若干「2」と言うことに眉を顰めるダムダム団員の皆さんもいた。それはそれで聞かなかったことにするか、厳しいところである。
演奏的にはハプニングもあり、あまりガッチリいったわけではなかったが、ダムダム団員の皆さんの圧倒的な盛り上がりに支えられ、まさに「最高の夜」であったのではないかと思うわけであるが、みなさんはどうだったのであろうか。
六月某日 新宿WALL(男どアホウサンボマスター Vol.2)
(w/サンボマスター・ジャックバドラ 他)
1.ダムダム団のテーマ
2.ロンサムビリー
3.シュラガイバンカ
4.シベリア行き
5.地獄ディスコ(2丁目)
6.スナイプ
7.一目惚
今日も鈴木(雨男)が雨を呼ぶ。この件でのメンバーチェンジも真剣に考えるべきではないだろうか。
六時スタートと言うこともあり、動員は史上最低かと思われる。スタート時には両手で足りるくらいしか人がおらず、逆切れに近いテンションでスタート。一曲目「テーマ」おわりから鈴木の華麗なニコスペシャル→ロンサムビリーイントロがなかなかばっちり決まったのだが、いかんせん人が少なくちょっと切ない。高橋は最初は余裕シャクシャクだったのだが、端っこの方で見ている女子高生の「クールに観察している感」がよほど気に入らなかったらしく、途中で切れ出し「地獄ディスコ2」で体力が終り、ラスト「一目惚」の真中あたりで歌いながら一瞬意識を失ったようだ。
テンションの高さもあって非常に走りがちな演奏であったが、テープを聞きなおすとけっこうタイト。ちょっとは上達しているのだなあ、と思うと共に走らない様にしようとも反省する今日この頃。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
七月三日 高円寺ショウボート
(w/
1.地獄ディスコ(2丁目)
2.一目惚
3.Jumbo Viking
4.Mr.E
5.ある流刑地の話
6.笑い死に
7.ロンサムビリー
前二回の恨みを晴らすが如くの凄まじい晴れ模様。正直言って暑すぎた。ライブの前に鈴木と高橋が打ち上げで使う飲み屋について喧嘩を始め、一時はどうなることかと思ったが、そこはからっとしたもので30分後には何も無かったかのように談笑を交わしライブにもまったく支障無し。初めてやるライブハウスなので、照明等演出関係で入念な打合せを行い、ばっちり決まる。
高橋はスカして見ている(ように見える←被害妄想)客に対してまたもや「一目惚」で切れ、曲中にいろいろマイクアピールをするが前日に負った顎の怪我により発音が非常に悪く、まったく聞こえなかったようだ。
「Mr.E」で「フロントマン二人がイチャイチャする」という新しいパフォーマンスが突然誕生。バンドマジック。
七月三十一日 高円寺二万ボルト
(w/
1.i/o/d
2.笑い死に
3.拝狼
4.一目惚
5.地獄ディスコ
6.Mr.E
7.ロンサムビリー
通常ブッキングの二万ボルトは久しぶり。高橋は床屋に行きさっぱりして登場だがメンバー全員に「髪形が変」と指摘される。恒例の鈴木によるコメント「友達になりたくないよね」が飛び出す。
リハーサルで鈴木の左手親指の水ぶくれがずる剥けし、そのまま演奏を続行したため凄まじい激痛。ガッチリとテーピングをし、不安な状況のままステージの幕はあがってしまう。しかし一曲目「i/o/d」が今までにないくらいの好調なスタート。そのままの流れで一気に客をつかみ、初見の客にも非常に気に入られる。なかでも左端にいた方には「(MC時の)息切れ最高!!」などの歓声、「Mr.E」時の高橋の変な動きをそのまま真似をする等そのハートはダムダム色に染まった様だ。
尚、「フロントマン二人がイチャイチャする」というパフォーマンスは「喧嘩をする二人」に変わっていたことを記しておこう。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
九月一日 新宿アシベ(熱くて湿っぽい vol.3)
(w/ベリートゥリーディストーション・東京ピンサロックス 他)
1.地獄ディスコ
2.一目惚れ
3.ザ ミドル
4.山頂の人
5.Mr.E
6.ロンサムビリー
7.地獄ディスコ(二丁目)
ベリートゥリーディストーション企画のライブに出演例のビル火災があった次の日で、新宿は騒然としておりライブの動員にも影響が出るかと思われたがそんな事は一切無し。さすがに新宿は冷たい町だ。初めてやるライブハウスで、恐ろしく伝統っぽい感じである新宿アシベに一歩踏み入れただけで、その横幅と雰囲気に圧倒されプレッシャーに押しつぶされそうになる鈴木。もうちょっと場慣れをしたほうがバンドの雰囲気のためにも良いであろう。
自分達の動員は少ないながら、対バンの動員に救われる。そんな客席に三人は非常に発奮するも凄まじい空回りっぷり。開始前から不安要素だった鈴木はスティックを落としまくり、高橋は勢い余って思わずディストーションを踏み間違える。千葉に至っては気持ち悪くなって動きが鈍くなる始末。
「俺達の表現の動機は負のパワーだ。それが悪い方向に行くとどうしようもなくなっちゃうのがアレだなあ」と、たそがれながら結論じみたものを出す。
九月六日 高円寺二万ボルト (赤い線を越えて vol.1) (w/WHITE LOSER・soon 他)
1.シュラガイバンカ
2.ロンサムビリー
3.山頂の人
4.i/o/d
5.Mr.E
6.スナイプ
7.地獄ディスコ
死ぬほど反省しまくった9/1より、一週間とおかず次のライブ。ホワイトルーザー企画に出演。前回培った負のパワーを生かし、超攻撃的なセットリストを組んでみる。何しろあわやダムダム団動員0名かと思われていた(実際は3人)今回は全てに対し「ど殺気」で行くぞ、と言う意気込み。テーマとしては「1、2、3曲目ポップな感じで攻めるも反応の鈍い観客に切れだしアグレッシブに殺気を放ちまくり地獄ディスコで全てを破壊して返る→打ち上げのビールがうまい」というコンセプト。
ライブ前、高橋が外国製の変な瓶入りの変なビールを飲んでいささか酔い過ぎなのはちょっと心配だったが順調に1→2→3と進んでいく。最後に、いつもなら一番切れている高橋ではなく、鈴木が端っこのほうで小生意気に見ている変なメガネに切れ出す。地獄ディスコで「気取って眺めてる奴はとりあえず地獄に落ちるんだこの野郎」というような意味合いの言葉を叫びながら叩くが、今一つそのメガネには伝わらなかった事は心残りだと言えば心残りだった。打ち上げのビールがうまかったという事はきっとライブが成功したという事だろう。
九月十五日 渋谷エッグサイト(男ドあほうサンボマスター)
(w/サンボマスター・オナニーマシーン・アナコンダ 他)
1.山頂の人
2.笑い死に
3.Jumbo Viking
4.Mr.E
5.ある流刑地の話
6.地獄ディスコ
7.ロンサムビリー
プチツアー「怒涛の9月」ファイナル。サンボマスター企画に出演。鈴木(雨男)は中野から渋谷まで自転車で行こうとするが途中で見事に嵐に遭う。視界向こうには青空が広がっているのになぜか打ちつける雨風に対して鈴木は泣きそうになりながら自転車をこいでいたという。
しかしライブの開始時間にはすっかり晴れ、集客もけっこうなもので、1バンド目とは思えないテンションの高さ。初めて演奏するライブハウスなのでフロントマン二人の動きが鈍くなることが懸念されたが、千葉曰く「三角ステージ極めた」高橋曰く「今日の動きは布袋を意識した(本気)」と、抜群のステージアクションが炸裂。最後のロンサムビリー終了後には喝采を浴びながらステージを降りた。
ダムダム団員の皆さんにもかなりの好評で、本人達的にも満足な出来だったが「ギターの音が悪かった」「笑い死にがズレズレだった」と厳しい意見も頂いた(多謝)。ステージ毎に前の演奏を超えて行くという事がいかに難しいことかを思い知った日だった。
九月二十九日 渋谷ラママ(ティッシュタイム )
(w/オナニーマシーン・サンボマスター 他)
1.アウトマン
2.Mr.E
3.拝狼
4.ザ ミドル
5.一目惚
6.ロンサムビリー
7.地獄ディスコ
オナニーマシーンの企画に出演させて頂く。ラママも三回目ということで、始めてやったときの緊張はどこへやらといった感じ。鈴木は土曜ということを忘れて、高橋と千葉に買ってきてもらったチーズバーガーの値段を確認後、「(半額じゃないなら)いらない」と凄まじい傲慢。当然買い取らされる。
オープニングでは合図を出しているのにも関わらずSEが止まらず、気まずい空気で演奏がスタート。新曲「アウトマン」を高橋は相当気に入っているらしく、引きながらトランス状態に入っており変な顔で気色が悪かった。MCでは秋について(栗拾い、梨もぎ等)ひたすら喋りつづける鈴木。そこから強引に「拝狼」に繋げる様はもはや職人芸とも言えなくもない。
観客が非常に多く、盛り上がっている方も結構いた。割といい雰囲気で進行して行き、「ダムダム団はここにいる」と叫んで突入した「ロンサムビリー」は大盛り上がり大会。そのまま一気に「地獄ディスコ」に行くはずがチューニングやその他でなかなか次に行けず、リズム隊が刻む重ためのビートの中「地獄に落ちろ〜」というような台詞が延々と響き渡るという異常事態発生。なんとか無事終了したものの最後は最後で照明が落ちずとても恥ずかしかった。この様にいろいろ細かい部分では失敗があったが、周囲の評判は上々。まずいところを打ち消すだけの演奏は出来たようだ。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
十月二十日 池袋マンホール
(w/バブー・イヌトロン 他)
1.アウトマン
2.地獄ディスコ(二丁目)
3.一目惚
4.ダムダム団のテーマ
5.シベリア行き
6.笑い死に
7.山頂の人
8.ロンサムビリー
バブー企画に出演。出演バンドが4つと若干少な目なため、非常に和やかな雰囲気でリハ、ライブ共に進行していく。
3番目という高待遇のせいか、観客も多くテンションが上がる。しかし、マンホールには楽屋がなく、いつもならセッティングが終わった後はいったん楽屋に戻って登場だが、今回はステージ後ろにある幕の裏側に潜むという屈辱的な登場。演奏スタートしたら千葉のベースの音が出ないというおまけ付き。そんなハンディキャップをものともせず「地獄ディスコ(二丁目)」で一気にバースト。「笑い死に」では肩車の人が出るほどのフィーバーっぷりで最後まで突っ走った。曲数を普段より多目にして挑んだため鈴木は途中で死にそうになり、体力回復のためのMCもやや長め。体力はいつになったらつくのだろうか。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
十一月十一日 高円寺二万ボルト
(w/
1.i/o/d
2.Mr.E
3.拝狼
4.アウトマン
5.地獄ディスコ
6.笑い死に
7.ロンサムビリー
二万ボルト企画で非常に豪華メンツ。そのせいもあってダムダム団員以外の観客も非常に多い。ダムダム団員の皆さんも割と沢山着てくれて嬉しい限りだ。しかし、そんな周囲の好環境とは裏腹に、高橋は4日前にバイクでこけて足と手の靭帯を伸ばし瀕死、鈴木は幻覚を見るほどの激しい鬱で超ダウナー。前日の練習も出来ず満身創痍で本番に挑む。
「i/o/d」は割とスムーズにクリアしたが、「Mr.E」に繋ぐところで鈴木がスティックを落としシンバルを手のひらで叩いてごまかすというハプニングが起き、決して好調とは言えない滑り出し。その後も「笑い死に」でもスティックを落としまくるなど鈴木の鬱がドラムにもろに出ていた気がする。しかしそこはフロントマン二人がカバー。千葉は「コンスタントに力が出せるようになった」と満足げ。高橋はMCから「笑い死に」への繋ぎでピンクフロイド「インザフレッシュ」を披露するなど怪我を押しての大ハッスル。最後は中々の盛り上がりで幕を閉じた。
始めて観た方が「一期一会」の掛け軸を「いっきいっかい」と読んで、更にそれがバンド名だと思思い込んでいたのには苦笑の嵐。
十一月十八日 東洋大学白山校舎
(w/
1.アウトマン
2.一目惚れ
3.地獄ディスコ
4.ロンサムビリー
OBとしてサークルのライブに出演。3年前このサークルのライブに出たのがダムダム団のスタートラインだったともうと感慨深い。
その感慨のせいか鈴木がはしりまくる。挙句の果てには両のシンバルの留め金を(その揺れで)ふっとばし、叩く衝撃でどんどん遠ざかっていくスタンドを下級生の方に押さえてもらいながら演奏する「地獄ディスコ」を開陳してしまう羽目に
なんというか、いいかげん場慣れをしたほうが良いのではないだろうか
十一月二十三日 高円寺ショウボート
(w/エレクトリックイールショック 他)
1.地獄ディスコ
2.一目惚
3.山頂の人
4.アウトマン
5.スナイプ
6.(新曲)
7.ロンサムビリー
ショウボート企画で錚々たる面子なだが、なぜかダムダム団がトリ。
今回は初参戦の方も多く、高円寺にあるバー「無力無善寺」のマスター(スキンヘッド眉なし性格は一見温厚→以下「マスター」と表記)もその中の一人であった。そんな方々に「ガツンとかますぞ」と望んだ今回のライブ。スタートは「最初から変だった」という方もいたが、メンバー間グルーブは上々。マスターからも「一目惚」演奏直後に熱い歓声が飛ぶ。
しかし、その歓声があまりに80年代ハードコア的で、しかもMC中に間断なく延々と続くために、後方にて「あれ、チンピラ?」などと不埒なことを言う輩が現れる。ライブ終了後、某氏より「あれ絶対本気だったよ」というメールが届くほどのマスターの熱い熱い歓声は二回目のMCの際にも「一期一会だろ死ぬ気でやれよ」等ひたすら、一切テンションが下がらずに続く。そして彼の両サイドに線が引かれたかのごとくどんどん後ろに引いていく観客を見ながら、くしくも最悪のタイミングで新曲(しんみり系)を発表せざるを得なかった我々ダムダム団の「お手上げ」な気持ちは押して図るべきであろう。どう見ても千葉が一番ビビっていたが、なぜかというとライブの前にマスターがナイフを持っていることを知ってしまっていたから。
演奏中はむしろノリノリで、MCになると急にマスターのスイッチが入っていたことから、熱い歓声が彼独特の「気合入れ」のようなものだと薄々感じていたにもかかわらず、対処しきれなかったダムダム団の負け。80年代の勝ち。
01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
十二月某日 秋葉原GOODMAN(熱くて湿っぽい vol.3)
(w/
1.(新曲)
2.アウトマン
3.ロンサムビリー
4.シュラガイバンカ
5.ザ ミドル
6.Jumbo Viking
7.地獄ディスコ
ベリートゥリーディストーション企画のライブに出演。鈴木は中野から秋葉原まで自転車で行くと非常に遠いことに気付いた。
初っ端にしっとり系の新曲を持ってくる異例のスタートで、そこそこの好スタートを切る。「ロンサムビリー」まで一気に演奏してMCという運びだが、前回の件があるだけに非常に喋りやすい。好感触な観客の中、中盤ではダムダム団のポップサイドを見せるようなセットリストを展開。ラストはベリートゥリーディストーションのDr斉木氏の結婚記念ということで「地獄ディスコ」を送り、無事演奏終了。なんというか、マスターの熱い歓声が無いだけで非常によいライブに感じてしまった我々は軟弱なのだろうか。
基本的に好評ではあったが、技術面で様々な指摘を受ける。精進が必要だ。
十ニ月三十一日 高円寺二万ボルト
(w/
1.アウトマン
2.地獄ディスコ(二丁目)
3.一目惚
4.Mr.E
5.Jumbo Viking
6.笑い死に
7.ロンサムビリー
年恒例、二万ボルトの年越し企画に参加。九時半ごろの出演という好ポジションだがダムダム団員の参加も含め観客はやや少なめ。「秋葉原グッドマンで、ベリートズリーザディストーションを見てから来る」といっていた人達は全く来る気配も無く、あきらめムードで腹をくくってステージへ。
今年最後なので演奏にも気合が入り、テンポ的にも非常に落ち着いたスタート。しかし、なんと3曲目「一目惚」あたりで、間に合わないと思われていた秋葉原からの援軍が到着。閑散としていた20000Vが一気にハイテンションな人達で埋まる。それを見た瞬間、三人の演奏は「すんげーうれしそうな顔になって」(某氏コメントより抜粋)大爆発。現金なものである。
これから12/31にライブをやるときには必ず行うであろうダムダム時間のカウントダウンもつつがなく終了。ただし、「Jumbo Viking」のギターソロはボロボロ。「ずるい盛り上げ方」といわれようとも、激盛り上がり最後まで突っ走る。鈴木はドラムセットの上に乗っかって落っこちるわ、千葉と高橋がハイタッチをするわのえらい騒ぎで今年の幕は閉じた。ロックの神様はまたも我々に微笑んだようである。