ライブ日誌2000

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二月二十九日 高円寺二万ボルト (w/school 他)
1.シベリア行き
2.笑い死に
3.地獄ディスコ
4.ダムダム団のテーマ
5.i/o/d
6.スナイプ
7.ロンサムビリー
記念すべきライブハウス初登場。
初登場の割には 演奏が比較的まとまり、なおかつオープニングSE、エンディングSE他演出的にもすでに固まっていたため20000Vの店長早川氏に「ほんとにはじめてなの?」と言う疑惑をかけられた。
初ライブなので、人を一生懸命呼んだため、最高動員数を記録。いまだに抜けず。
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四月十二日 新宿アンチノック
(w/
1.i/o/d
(覚えていない)
5.笑い死に
6.ある流刑地の話
7.ロンサムビリー
新宿進出。弦楽器が両方とも(高橋「ある流刑地の話」時・千葉「笑い死に」時)と音が出なくなると言うハプニングがある。 しかし、鈴木のナイスなMCにより事無きを得る。
その他にもいろいろあり、「アンチノックは苦手」と言う結論を勝手に3人で導き出す。
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五月八日 高円寺二万ボルト
(w/ ワーズオブシヴァ 他)
1.i/o/d
(覚えていない)
5.笑い死に
6.ある流刑地の話
7.ロンサムビリー
20000Vレギュラーと相成り初。
トリだったのと、動員も芳しくないために10人ぐらいの前で演奏。
しかし、それをバネにして音を叩きつける(鈴木はしる)。
その結果、対バンの人に「今度いっしょにやりましょう」「テンション高いッすね」等言われて嬉しくなる。
電話番号聞かれるも浮かれていて聞き返すのを忘れる。 ワーズオブシヴァの方たちには大変失礼なことをした。その為か、いまだ連絡来ず。
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六月六日 新宿ウォール
(w/グラスボール 他
1.i/o/d
2.なきどころ
3.ダムダム団のテーマ
4.スナイプ
5.廻り道
6.地獄ディスコ
7.ロンサムビリー
グラスボール企画のイベントに出演。知り合いのサムライレボルバーの仲介による出演なので、サムレボの音楽性上コア系が多いイベントで一人浮く。そのためかトップバッター。
しかし、いままで一番ナイス演奏だったために、コアな人達の心にもダムダム団の放った矢は突き刺さった(はず)。
ダムダム団員の皆さんも 「今までのベストライブ」と言って止まなかった。
しかし、調子に乗って「最高」などと吹聴していると、某氏よりダムダム団の弱点を指摘される。その内容は秘密。

六月二十六日 高円寺二万ボルト
(w/
1.廻り道
2.なきどころ
3.シベリア行き
4.地獄ディスコ
5.笑い死に
6.ある流刑地の話
7.ロンサムビリー
ギターを変えてみる。三万円で買った「ユニトーン」と言う怪しいメーカー。
ビザール中のビザールとか言ってみる。 音は非常によいのだが、「抜けが悪くなるスイッチ」という謎のスイッチの存在。案の定そのスイッチを演奏中押して気づかない始末。そのため「流刑地」以降の音が非常に悪くなる。
一発目の「廻り道」フォーメーションを組んでみる。そこは必死に練習したからうまく行くが、そのあとの演奏は良くないものであった。
キメキメのバンドなのに、決めが合っていないのはみっともないと思った夏も真近な夜の出来事 。
その後ユニトーンのギターは弾きずらいという理由で封印される。音がいいのにもったいない話である。
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八月六日 高円寺二万ボルト (w/
1.笑い死に
2.スナイプ
3.シュラガイバンカ
4.地獄ディスコ
5.ある流刑地の話
6.ダムダム団のテーマ
7.ロンサムビリー
特になにもしていないのになぜか7月にはライブがなかった。
そして久しぶりのライブ。前日に大型台風の直撃を食らいスタジオに集合できず当然練習も出来ない悲劇が襲っていた。鈴木の雨男っぷり もここまで行くと笑えない。そして、それをバネにして頑張ろうと思ったが、演奏は良くなかった。テンションだけがあたりを飛び交い、愛を降り注いでいた 。
終了後「ダムダム団はいいですよ」と店長にはじめて誉められる。うれしかったがその後の呑みで「(あんなこといわれて)おれ達は調子に乗っているから 演奏が駄目なんだ」という意見がメンバー間から噴出。
そのときはそんな事ないと思ったが、後ででももうちょっと厳しくいってくれてもいいよね 、と一人ごちる。
八月十七日 新宿アンチノック(超回転式Vol・3)
(w/ベリートゥリーディストーション・サムライレボルバー 他)
1.シュラガイバンカ
2.シベリア行き
3.廻り道
4.ある流刑地の話
5.笑い死に
6.地獄ディスコ
7.ロンサムビリー
イベント出演。人がいっぱいいて嬉しい。今回は頑張るぞーと思ってやったら久しぶりに良いバイブ で演奏が出来た。そのせいか評判も上々。某氏より「本物の馬鹿を見た」とのコメントをいただく。そのほかにも見知らぬ方が「やばいよダムダム団<日本の夏>って感じ」 と言っていたらしい。5、6、7曲目と飛び切りハードに通称「わらじごロン」で決める。ラスト「 ロンサムビリー」のブレイクで観客の両の拳が突き上がる。あれはうれしかった。
高橋が激しくリスペクトするベリートゥリーディストーション が対バンに。そのあまりに赤裸々なライブを見て我々3人はなにかを感じ取ったらしい。わかりやすい例でいうと「新曲作った」持ってきたらベリートゥリーの曲まんまだった。

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九月二十日 高円寺二万ボルト
(w/
1.ダムダム団のテーマ
2.i/o/d
3.地獄ディスコ
4.ザ ミドル
5.シベリア行き
6.Junbo Viking
7.ロンサムビリー
およそ一ヶ月ぶりとなったライブだが、その間に新曲が二曲も出来た。惜しみなく発表する我々の気概も感じ取っていただきたい。その新曲と言えばダムダム団員の皆さんに超好評。なにかしら作っていて そのリアクションが良いと本当に嬉しいものである。ライブ自体の出来は、鈴木がスティックを間違って買って来たりフットペダルを忘れたりして非常に困っていたが、その分フロントマン二人がカバー。「今日は良かった」と言われて「俺が悪くてもけっきょくフロントマンが良ければ あんまし目立つねえのか」と鈴木へこむ。デモテープが全部はけたのにアンケートが2枚しかえってこなかったのでさらに鈴木へこむ。
「高円寺のわんぱくフリッパー・ダムダム団」というキャッチフレーズもまた心に響くめっきり秋めいてきた夜であった。 
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十月四日 渋谷ラママ(緒方ノーサインVOl.2) (w/サンボマスター 他)
1.なきどころ 
2.ロンサムビリー
3.ザ ミドル
4.地獄ディスコ
5.ある流刑地の話
6.
7.笑い死に 
サンボマスターの誘致によりついに渋谷上陸。若者の味方が若者の町でついに活動をするわけだが、なかなか壁は高かった。一曲目の「なきどころ」から 凄まじく走る。しかし3人とも全く気がつかない。そしてそのままのスピードでラママを駆け抜けて行く3人。あとでテープを聞いて「ラマママジックだ 」と誤魔化すも「落ち着かんとなあ」と思う鈴木。
打ち上げをしようと思うが白木屋は待たされ、挙句の果てに「もーいーよ」とキれて残ってくれた皆を強制解散させるダムダム団。
「これからライブ後飲みとり班と清算班と営業班に分かれよう」と音楽は置き去りにして反省をする3人はいいのか悪いのか。
十月十八日 高円寺二万ボルト
(w/
1.Junbo Viking
2.笑い死に
3.シュラガイバンカ
4.ザ ミドル
5.廻り道
6.スナイプ
7.ロンサムビリー
渋谷で受けた洗礼も生々しい記憶として残る中、ホームグラウンドに帰ってきたダムダム団。やはり二万Vは落ち着く。入り口のところで漂う下水の匂いももはや故郷の香りである。そしてDr浮かれすぎて「廻り道」で展開を間違う。「 ロンサムビリー」は入りを混乱する 。そして照れ笑いをしていたら「いつもより楽しそうにやっている」と言われたので相当浮かれていたのであろう。
しかしキメをもっと合わせることが 火急の計。
SEを高橋が持ってくるのを忘れたが今回のオープニングは「相撲入場(内容秘密)」だったため九死に一生を得る。「相撲入場」はまたやるつもりだが頻繁にやるわけではないので今回見れたダムダム団員のみなさんはラッキーである。
前回の反省を生かし飲み取班と清算班、営業班に 分かれたため非常にスムーズに飲みに移動。「これがスムーズなバンド運営だ」と感慨もひとしお。
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十一月二十二日 高円寺二万ボルト
(w/groundcover.・キキメ・吹田ピノコ 他)
1.シベリア行き
2.Mr.E
3.地獄ディスコ
4.ダムダム団のテーマ
5.笑い死に
6.ザ ミドル
7.ロンサムビリー
前日の練習が出来なかったため、リハが終わった後に近くのスタジオで一時間練習して本番に臨むという無茶なスケジュールを決行。ついうっかり鈴木は全開でドラムを叩いてしまい、残りの体力も不安な中ステージに上がる。
オープニングSEと共に20000ボルトの玄関では喧嘩が始まり、なんだか良くわからないテンションに。
練習でのガス抜きのためかライブ自体の出来は良かったのだが、体力が「笑い死に」のあたりで尽きる。そして高橋のギターの弦が切れる。しかし、ここで対バンのグラウンドカバー(略してグバ)の小林さんがGを貸してくれることに。そんな高円寺の人情に涙で前が見えない。
そしてそのやり取りの間に 体力回復。 あとはもうゴールまで突っ走るだけだった 。

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十二月三十一日 高円寺二万ボルト
(w/
1.なきどころ
2.スナイプ
3.シュラガイバンカ
4.地獄ディスコ
5.Mr.E
6.Junbo  Viking
7.ロンサムビリー
今世紀最後のオンステージ。二万ボルトのオールナイトイベントに呼ばれる。
出演バンドが17バンドという膨大な数の為にリハーサル無し一発勝負。当然入り時間が遅いので時間を持て余し高円寺在住高橋邸において鈴木のファッションショーが執り行われる。いきさつや、その結果はまた別のお話。会場入りしてみると時間帯も早いせいか観客の入りも芳しくなく、「まーいーさただ俺達は炸裂するだけ」と強がる。ギャラリーの少なさに反比例したのかその演奏は凄まじく、今年のベストといえるかもしれないほどのテンション。年越しということでアトラクションとして用意した 「WE are 二十世紀→二十一世紀」もダムダム団員の皆さんには好評を得る。
そしていつのまにか、後方に固まっていた観客が徐々に前に集まりだし、「地獄ディスコ」の頃にはステージから見ていて「こんなにいたのか」と思うくらいの人がダムっていた。それに比例するかのようにますます二万ボルトのステージは燃えあがっていく。
ダムダム団員の少なさから、この日に歓声は起きないと思っていた。しかし 、ロンサムビリーが終わった瞬間、客席からは熱い嬌声が(少ないながらも)沸き起こる。ロックンロールの神が二十世紀最後に与えてくれた愛の奇跡だと思った。 そして、このバンドは続いていくんだと改めて思った。